楊家将〈上〉
楊家将〈上〉 / 感想・レビュー
優希
中国史ならではの世界が広がっていました。宋と遼との戦いの物語に引き込まれます。楊家の人々が魅力的で、男気が溢れているのが恰好良いですね。兄弟たちの性格や戦い方は全く違うのに、互いに協力して補い合うのは流石です。個性も出ていて面白い。宋王朝の歴史を知っていてもドラマとして描かれると魅了されるものがありますね。下巻でどう収束していくのか楽しみです。
2017/07/21
榊原 香織
上下巻の上 時は10世紀後半、宋と遼が争う時代。 北漢の楊令公は一族もろとも宋に帰順する。 この人息子がもろもろとたくさんいる。みんな武人。これは北方水滸伝の遠いプロローグなのかなもしや
2022/04/27
nonたん
漢だなぁ。戦に没頭している者達。私は憧れないな。戦争嫌いだから。ただ、生きることに誠実なことは認めます。 両雄が再び戦うのだな。どちらに軍配が上がるにせよ、死力を尽くす戦いだろう。 四郎と瓊峨姫ってロマンスなのか…ロミジュリみたいな?なんか違うね。
2012/01/09
greenish 🌿
宗建国の英雄・楊業と七人の息子たち。北から虎視眈々と狙う遼の強力な騎馬軍団との熱き闘い。『水滸伝』『楊令伝』に脈打つ楊家の魂を北方謙三が壮大に描く ---読友さんに薦められ、初の北方・中国歴史モノ。楊家の長・楊業とその息子達の生き様や成長、遼の白き狼・耶律休哥との対峙。北方さんの思いのこもった臨場感溢れる筆致に圧倒され続けた感じ。将軍としての人心掌握術や適時適切な人材配置など、なるほど興味深い。いよいよ楊家軍と耶律休哥・赤騎兵との決戦、下巻へ。
2013/10/29
おもち
面白かった~。満足です。楊家軍。その圧倒的な強さ。まずそこが痛快。対して好敵手としての孤高の「白き狼」耶律休哥の赤騎兵の存在。これも単純にカッコいい。この二人が仕える君主は暗愚ではないし、二人の極限まで磨かれた牙がどう激突するのかというわくわく感がある。一方で楊業は国を代表する武将である前に一族の長であり、息子達のよき父でもあるわけで楊家の中の人間模様にも目が行く。(兄弟の呼称を数字で書いてくれているのが地味に有難かったりする)癖のある兄弟達が今後どう動くのか。波乱の要素がそこにあるような気がする。
2010/02/02
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