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峠越え

峠越え

峠越え

作家
山本一力
出版社
PHP研究所
発売日
2005-08-06
ISBN
9784569643236
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峠越え / 感想・レビュー

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ぶんこ

女衒の仕事から足を洗うまでは面白かったです。 その後の久能山参りは、正直興味が持てませんでした。 多分著者の美学なんでしょう。 博打場の様子を粋だとか、カッコイイとは思えず、心づけをばら撒く様子にも共感出来ず。 こういったところが多いところだけは、どうも相性悪し。

2015/02/21

藤枝梅安

◆山本作品に新しいヒーローとヒロインが登場した。  今度の二人は、二人とも「堅気」ではない。  新三郎は女衒だったが、その仕事から足を洗うため女衒の元締・土岐蔵とひとつの約束をし、  それを果たしたら足を洗えることとなる。 ◆意を決して江ノ島に女郎探しに出かけた新三郎は、土地の賭場で女壷振り・おりょうと出会う。  心を通わせた二人は江戸に戻り、江ノ島弁天の出開帳を企て、見事成功させる。

2009/07/29

Keiko

男も女も相方次第、それにしてもおりょうさんはいい女でした。最後に出てくる子犬も元気を全体にまき散らしていて読んでいて楽しかったです。

2014/09/18

K.I

会社の方に勧めて頂き、「直木賞」をとった山本一力さんの本を初めて読みました。江戸時代の義理と人情と感動が随所に読み取れる、小気味良い小説です。作中では、主人公と相方が、自分たちに降りかかる数々の難儀な問題と向き合っていき、それをなんとか二人で力を合わせ乗り越えていく。その過程で多くの事を学び、人間的にも成長していく。とても面白いです。江戸時代の人たちは凄いなと正直思います。特に賭け事の場面での迫力あるシーンには思わず息を呑みます。

2012/02/13

たかぴ

この人の文体も好みです。時代物の範疇では山本周五郎と藤沢周平の書く文章のベースが人生の辛さや厳しさかなと思うのに対し、山本一力の作品の基本は「陽」な気がします。 本作品も山本一力得意のパターンかと思いますが題材の巧みさもあり、なかなか面白く一気に読みました。

2017/12/11

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