「生きる力」としての仏教 (PHP新書 406)
「生きる力」としての仏教 (PHP新書 406) / 感想・レビュー
Machida Hiroshi
本書は、比較宗教学者である町田 宗鳳氏と文化人類学者である上田 紀行の両者による日本仏教に関する対談本です。本書はかなりエッジが効いています。すっかり葬式仏教になり、人を救うべき宗教とはかけ離れてしまった仏教のていたらくに対する二人の批判が渦巻いています。それにしても、果たして日本仏教はこのまま静かに衰退せずに立ち直ることが出来るのでしょうか。
2014/04/05
seeyamada
仏教どうこうというよりも自己啓発本に近い。「仏教は結局のところ、自分の生きている小さな世界を飛び出せば、広大無辺な世界や可能性が存在していることに気づかせてくれる教え」とあるように、神仏を祈るだけの他力本願ではなく、自分の内部にある苦悩と向き合い、時には今までの自分の中の意味・価値をリセットする。そしてそれを繰り返して生きていくということを知る。それを手助けするのがお坊さんだけど、最近はそういう坊主も減ってきたわね、なんて言ってるけど。最初に人生の煩悩→悟り→煩悩→悟り…のループに気づいたのが仏陀なのかし
2011/05/24
豪力春太
いい対談です。
2008/02/02
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