日本の社会戦略 世界の主役であり続けるために (PHP新書 427)
日本の社会戦略 世界の主役であり続けるために (PHP新書 427) / 感想・レビュー
ceskepivo
堺屋さんの「日本中みんなが無責任になっている。戦後の官僚主導型業界協調体制の中で、みんなが仲間内の機嫌を伺うようになっている。これが今の日本のいちばんの危うさ」、稲盛さんの「資本主義社会のなかでリーダーシップをとる人たちに今求められているのは、「選ばれし者」としての倫理観ではないか」という指摘に同感。
2015/10/11
Minoru Takeuchi
堺屋太一さんの知価革命の書籍を読んだばかりで、内容が重複する所が多いので読みやすかったです。稲盛さんは、心を高める、おらが会社、徳を備えた国日本、煩悩の三毒、利他、慈悲などの話が出てきます。こちらも過去読んだ書籍に似た内容です。 政治家、官僚の不出来な所を実例を沢山入れて批判しています。あまりかのシンクタンク運営は寄付金で二十兆円、日本は二千億円。。。政策で頭に使うお金が100倍違います。。驚き、追いつけないね。
2014/08/11
くらひで
政治・経済・外交から企業経営、教育まで、多岐にわたり議論しているものの、それゆえ広く浅くしか展開されず、結局は徳・人間性の重視に落ち着いてしまった感がある。一方で、本書が発行されたのが2006年。その時と、近隣諸国との外交問題や構造改革・財政問題など、多くの点で指摘された問題は解決はおろか、その糸口すら見いだせていない。その現状を鑑みると、著者らがもっと声を大にしてリーダーシップを発揮すべきではないか、と考えてしまう。いや、そのことに留意せず、行動を改めようとしない我々国民が反省すべきなのかもしれない。
2014/02/08
虎男
顔ぶれのわりには今いちの内容。期待外れ
2011/07/02
yuk0
JALの会長ってどんな人だろうと思って読んでみたけど、控えめに言うと私が求めているようなものじゃなかった。政治、経済、教育が煩雑に会話形式(?)で編集されてるかんじ。もちろん、個々のエピソードはなるほど人格者でいらっしゃると感じるのだけれども。最終章の十七条の憲法を引用した「徳」の話が全てだったように思う。
2010/04/01
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