血の伯爵夫人エリザベート・バートリ (PHP文庫 き 8-9)
血の伯爵夫人エリザベート・バートリ (PHP文庫 き 8-9) / 感想・レビュー
future4227
なんて女だ!自分の渇望を満たすためだけに600人もの少女を拉致、監禁、拷問、惨殺を繰り返す極悪非道の殺人鬼。拷問の方法も、もうこれ以上残酷な方法が思いつかないというほどの多彩ぶり。たとえフィクションであっても、これほどの殺人鬼にはお目にかかったことはない。この世のどんな猟奇殺人鬼もエリザベートにはかなわない。しかも実在の人物というのが恐ろしい。こんな女に正義の鉄槌が下されなかった中世ヨーロッパの価値観は、実に理解に苦しむ。
2019/05/30
ヴィオラ
評伝というよりは、やはり小説的印象が強かったかな?バートリの一人称的な記述が、逆に彼女をリアルに想像する妨げになったかもしれない…。バートリに関する文献が、本国ハンガリーでも極めて少ないらしいのには、ちょっと驚いた。研究者とか、もしかしていないのか?
2013/02/17
あや
初期の本の再刊版。エリザベート1人にマトを絞った本は実は読んだことがなかったかも。どこまでが正確かはともかく、女性作家の手による心理解釈の1編として楽しんだ。
2023/11/13
AR
あくまで参考資料として。エリザベートの内面を描いた作品なら、正直海外作家のアンドレイの方がいい。
2011/01/15
たろーたん
美しさのために600人の娘たちを殺して、血風呂に入ったエリザベート・バートリ。中学生の時は、「他のヤバい人に比べて殺した人数少ないじゃん」と思っていたが、よくよく考えると、そう言う人は軍隊を使って官僚的に殺していたのであって、自分の眼前でしっかりと殺したとしたら600人はヤバ過ぎる。ちなみに、これを親に話したら「血風呂!?」と反応していたので、「普通の人はその時点で驚くんだ…」と自分のサイコパスみを改めて感じました。確かに、血風呂って発想は凄いよな。
2023/12/04
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