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淋しいおさかな (PHP文庫 ヘ 6-1)

淋しいおさかな (PHP文庫 ヘ 6-1)

淋しいおさかな (PHP文庫 ヘ 6-1)

作家
別役実
出版社
PHP研究所
発売日
2006-09-02
ISBN
9784569666822
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淋しいおさかな (PHP文庫 ヘ 6-1) / 感想・レビュー

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tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。

☆5.0 劇作家の別役実がNHKの幼児番組のために書いた22編の童話集です。 ある「街」のお話です。市長さんがいて、紳士がいて、お爺さんがいて、お婆さんがいて、 牧師さんがいて、泥棒がいて、サーカスがあって、牧場があって、雨が降って、お星さまが照って、 大事件が起こって。そして、淋しいおさかながシクシク泣いている。 どこにでもあってどこにもないある「街」のお話です。

2021/05/22

へくとぱすかる

大人が読んでも、その奇妙さに「淋しさ」と「不条理」を感じるが、本当に幼児番組のための作品を集めたもの。いったいどこの国なのだろうか。世界のどこにもないフシギで、ちょっぴりノスタルジックな、オカシイ街を舞台にして、決してハッピーエンドにならない、ねじれたお話が続く。本来は戯曲中心の「別役ワールド」に童話の形で触れられる、いわば入門編になる一冊。

2014/01/03

マツユキ

NHKの幼児番組のために書かれた童話集だそう。どんな番組だったんだろう。表題作は、女の子が、夢に見る淋しいおさかなに会いにいくお話。女の子は淋しさがどんなものか知りませんでしたが…。どの作品も、淋しく、思い通りにならない空しさを感じました。どちらかというと、不幸せなんだけど、澄んでいる。好き。

2021/09/07

tanuclear

とても面白かった

2013/06/18

とりぞう

「砂漠のキャラバンは、風がおさまらなければ休めません。風の吹いている時に休んでいると、風が運んできた砂に、いつの間にか埋められてしまうからです」なんて話など。最初に読んだのはいつだったかなあ。心がこの本をもとめるうちは、ぼくは大丈夫だ(^^)、きっと。

2023/02/08

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