仏教「超」入門 (PHP文庫 し 37-2)
仏教「超」入門 (PHP文庫 し 37-2) / 感想・レビュー
たみ
[図解世界の宗教/西東社]で「迷信や偽説を排し純粋な形でわかりやすく説明した仏教入門書」と紹介されていたので手にとりました。難しい漢字はほとんどなく説明も丁寧で読みやすかった。妙ってもともとは素晴らしい言葉だったのか、日本語って難しいなあ。
2015/01/10
がま
霊魂やら浄土やら輪廻やらと、日本人の仏教観は、釈迦が説いたものとはかけ離れた、むしろキリスト教やヒンズー教に近いものである。釈迦は死後の世界について考える暇があったら、今を生きよと説いた。仏教は徹底して論理的な、実際的な宗教であり、その極意は縁起と空である。それ以外の細かな知識や説は枝葉末節にすぎない。人生は苦しみに満ちている。それは渇愛に束縛されているからだ。縁起を理解し、空に目覚めることが、悟るということであり、それのみによって現世の苦痛を脱した涅槃の境地に入れるのである。
2015/08/16
たいそ
仏教を知る第一歩である「縁起」、「空」とは何か。煩悩がない状態とはどういう状態かというのが参考になった。
2011/06/05
KK
仏は神ではない。即ちゴータマ・シッダールタは仏だが、神ではない。お釈迦は仏のことだが、神ではない。仏像は偶像崇拝ではない。・・・そんな訳で、RADWIMPSのおしゃかしゃまの歌詞は、丸々勘違いされて書かれたのが分かります。また仏は神ではないので、仏像に手を合わせ、個人の夢や野望を願うのは間違いです。「悟れますように」、これが正解です。今夜はRADWIMPSを聴いて寝よう!
2016/08/20
Usako
本来ならば「信」ではなく「知」の宗教観。日本の仏教宗派や歴史書をも客観的に俯瞰して本質だけを解釈する、強烈な余韻。
2013/04/20
感想・レビューをもっと見る