鴎外の武士道小説(PHP文庫)
鴎外の武士道小説(PHP文庫) / 感想・レビュー
BebeCherie
Enjoyed the comments part. Interesting view.
2015/03/27
minijeeP
全作、どこまでも淡々と武士道を描いている。作中人物の心情も作者の思いも直接書かれていない。まさに『行間を読む』小説。編者によって、丁寧に解説がされているので、二度三度と読み重ねると、さらに楽しめるだろう。
2011/08/08
ケンサン
鷗外の語る武士道◯佐橋甚五郎→己の腕一本を頼りに高く買ってくれる主君を探す◯阿部一族→殉死の行き過ぎた美化が背景。情は情、義は義の割り切り◯安井夫人→本作発表の大正は女性自立が声高に叫ばれた時代。鷗外の理想の女性像◯護持院原の敵討→身内の無念を晴らす敵討ちシステムの過酷さ。公式に禁止されたのは明治6年…◯堺事件→武士道とは強がり、痩せ我慢の美学…◯最後の一句→いちの発した、お上のことには間違いはございますまいから…法制の情報公開されぬ時代の権力への反抗…心に響く一言!◯じいさんばあさん→刀はファッション…
2024/05/25
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