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相棒 (PHP文芸文庫)

相棒 (PHP文芸文庫)

相棒 (PHP文芸文庫)

作家
五十嵐貴久
出版社
PHP研究所
発売日
2010-10-12
ISBN
9784569675503
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相棒 (PHP文芸文庫) / 感想・レビュー

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ナルピーチ

大政奉還を目前とした京の都で銃声が鳴り響く。それは徳川慶喜を狙った暗殺計画。未遂に終わったものの、幕府は将軍襲撃事件の犯人を捕らえるべく、新選組の“土方歳三”と海援隊の“坂本龍馬”に事件の捜査を幕命する。史実では相反する事のなかった二人による奇跡のタッグが此処に実現した!!まさかの仇敵同士による幕末動乱期を舞台にした歴史ファンタジーはとても浪漫溢れる物語。水と油のような存在の二人が手を組んだ僅か2日間だけの“相棒”。そして互いに認め合う唯一無二の“宿敵”に感無量。最終章での締め括り、一気に胸が熱くなった。

2023/02/10

海猫

2022年最初の読書は時代小説で。徳川慶喜の暗殺未遂事件を、坂本龍馬と土方歳三がコンビを組み、真相を追う。これベースは映画の「48時間」な気がする。性格や立場が相反する2人が2日間だけ、一緒に捜査するとかね。換骨奪胎が巧みで、バディものの面白さはバッチリ押さえた内容。坂本龍馬も土方歳三も生き生きと描かれ、掛け合いが抜群に楽しい。両者が出会うと本当にこんな会話をしそう。幕末という舞台設定を活かした展開も、素晴らしい。話の畳み方がまた良くて、素敵な歴史ifを見せてくれる。初夢を見たような気持ちで、本を閉じた。

2022/01/02

Shinji Hyodo

面白い❗️てか、この発想が好きだなぁ〜初めて『坂本 竜馬』にのぼせたのは大河ドラマの『竜馬がゆく』であり、その時私ゃ高校生。出演は北大路欣也さんで乙女姉さんは水谷良重さん。龍馬ではなく『竜馬』が正当で、以来どんな竜馬の物語を読んでもその姿は若く溌剌とした欣也さんの姿であり、それはある意味トラウマですね(^^;;竜馬と歳三がタッグを組んである難題の真相究明にあたる。もう水と油が混じるのですから、えも言われぬ反応と味わいが生まれるわけですね(^^;;冗談じゃねぇ〜よ!なんて目くじら立てずに楽しみたい物語でした

2015/11/05

Satomi

「相棒」といえばかの有名な刑事モノ!?!?五十嵐貴久さんの「相棒」はなんと時代小説!!しかも坂本龍馬と土方歳三の二人がコンビを組み徳川慶喜暗殺未遂事件を追うというぶっ飛んだお話しに、幕末キャストオールスター出演♪.:*・゜勿論、史実とは異なる設定ではあるけど、登場人物たちのキャラが素晴らしい~絶妙にイイ加減!!歴史好きでも賛否両論あるだろなとは思う…けど私はこういうシャレの利いたお話し大好き♡

2015/11/12

ま~くん

「いいか、◯◯。てめえが殺したのは坂本じゃねえ。この国の明だ」。終盤に出てきたこの言葉にはマジで震えた。本作の主人公は坂本龍馬と新選組副長土方歳三。徳川慶喜暗殺未遂事件の犯人探索を時の老中から依頼され受諾したものの、水と油の2人に与えられた時間はたった2日。怒鳴り合い、貶し合いながらも少しずつ真相に近づいていく2人は次第に欠けがえのない相棒となっていく。そして最後の大どんでん返し。異論噴出だと思う。でも自分はこれが本当の歴史の真実かもと笑ってしまった。坂本龍馬暗殺の真犯人が明かされる日がいつか来るかな?

2024/05/27

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