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高台の家 (PHP文芸文庫)

高台の家 (PHP文芸文庫)

高台の家 (PHP文芸文庫)

作家
松本清張
出版社
PHP研究所
発売日
2011-07-16
ISBN
9784569676814
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高台の家 (PHP文芸文庫) / 感想・レビュー

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TAKA

響かなかったなあ。二作とも上品な婦人達の戯れという感じです。当時は60代で老婆扱いなんだな。老いてなお盛んとす。

2023/07/01

ナキウサギ

 こんなオンナ達がいるのか、、息子が2年前に事故死した家に住む夫婦、同居しているのは息子の嫁であったオンナ、、未亡人と義理母との不可解な行動がヒト(男性)を狂わす。2話目の話も同じく、、こんなオンナもいるのか!とつぶやきたくなる。独特な登場人物ばかりの中に抜き出たとんでもないオンナがいる。どうかこんな女性には出会いませんように。

いづむ

表題の「高台の家」(思ったより短い)と「獄衣のない女囚」の二編が収録されています。どちらの作品でも穏やかで上品な表情に隠された欲望や鬱屈、恨み、羞恥のあぶりだし方が天下一品。初めて遭遇する語彙や表現も多くて、それを一つ一つ調べるごとに自分の世界に新たな光が加わるような喜びさえ感じました。こういうの、昔は本当に大衆小説という扱いだったんですか......?(震え)

2022/05/26

ながのゆうこ

作者は女性心理もよくわかってる。ふとしたきっかけで自分の欲望に正直になった妻と病弱な夫の化かしあいや意外性が面白かった表題作、孤独な一人暮らしの女性の例えがおもしろい2作品目(偏見かとも思うが)、ともに少ないヒントを頼りにいろいろ予測して楽しむ作品だと思う。

2017/12/21

さっと

「黒い画集」シリーズの続編として週刊文春に連載された「別冊黒い画集」というのがあって、単行本化に際して落とされた「獄衣のない女囚」がここで読める。女子棟の連中は戯れに「互いにその部屋を独房と見なし、女囚となぞらえる」公営の独身アパートが舞台で、こじらせてるような人ばかりのところに、殺人事件を契機に不可解な事件が連続して起こる。「高台の家」は資産家が舞台で、死んだ夫の両親とともに暮らす若嫁のサロンに集まる青年のひとりが自殺し波紋を広げていく。どちらも意外な結末で楽しめた。清張は女性心理も良く見てる。こわ。

2022/09/11

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