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思い出探偵 (PHP文芸文庫)

思い出探偵 (PHP文芸文庫)

思い出探偵 (PHP文芸文庫)

作家
鏑木蓮
出版社
PHP研究所
発売日
2013-01-17
ISBN
9784569679389
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思い出探偵 (PHP文芸文庫) / 感想・レビュー

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カブ

依頼人の思い出に寄り添うようにして、人や物を探してくれる「思い出探偵」。人の思いは様々で、他の人にはなんとはないことでも、その人にとってはとても大切なことってありますよね。僅かな手がかりで、根気よく思い出の人を探し当てると本当によかったぁ~と思える。続編に期待。

2019/02/07

はつばあば

あんたはん・・懐かしい言葉です。京都が舞台で鏑木さんなら読まずにおれません。長いようで短い人生に、良くも悪くも人それぞれの思い出だけが残る。良い思い出ならいつかお礼したいという気持ちもわかるし、嫌な思い出が再現されたら・・尚更恐い。終戦後(まだ幼い頃)夕方まで外で遊んでいると「人さらいが来るえ、はよ帰り」と叱られたものだが、今の子は見ず知らずの人のメールでも付いて行く。この子らが老いた時どんな思い出を残すのだろう。殺伐とした人探しの、思い出探偵とならぬよう願う。

2015/06/21

momi

人の思い出を捜す探偵社!メンバーは京都府警元刑事「浩二郎」を筆頭に妻の「三千代」元看護師の「由美」時代劇の俳優志望「雄高」事件被害者の「佳菜子」それぞれ悩みを抱えながら依頼人の埋めたい過去を捜し求める!優しいお話…。ちょっとラストが呆気ない感じで終わったので物足りない。全体的にドラマ仕立ての印象を受けました。この「思い出探偵社」は京都を舞台に書かれています…。ついつい京都が舞台になっている作品に手を出してしまうのは、私にとって京都は思い入れのあるまちで、大切な思い出の場所だからです…。

2015/03/14

sat

思い出を探す探偵社って面白いなぁ〜。ラストは突然に訪れたが、どれも重く味わい深い依頼だった。

2017/06/01

キムチ

鏑木さん真骨頂のハートフルが全開。全体的にテレビドラマの流れのよう。人・モノに連なる「思い出」の糸を探って行く探偵所。所長は体調を壊している妻を心身共に支え、2人の所員と共に解決に東奔西走。4篇の話はジグソーのようになっており、ラストで全てのコマが合って物語を作っている。時間が20・40・60年前のタイムトラベルする為、出来過ぎやろ・・と突っ込み入れたくなることしきり。他の作品よりはまぁ、分散せず、まぁまぁの伏線回収。但し、情景としてはS50頃の香りぷんぷん。あんたはん・・なんて今の京都で云ってるかいな?

2015/03/08

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