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カワセミの森で (PHP文芸文庫)

カワセミの森で (PHP文芸文庫)

カワセミの森で (PHP文芸文庫)

作家
芦原すなお
出版社
PHP研究所
発売日
2013-01-17
ISBN
9784569679419
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カワセミの森で (PHP文芸文庫) / 感想・レビュー

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みすまりも

芦原さんの作品って、独特のテンポがあって好きだ。リズムと言った方がいいのかも。おどろおどろしい事件も、主人公の口調に救われる感じ。それにしても植木屋の頭してる女子高生って…(笑)

2015/07/23

nemuro

主人公の桑山ミラが、現役女子大生でありつつ、体調を崩した祖母に代わって居酒屋「福乃」を切り盛りしていたのが『山桃寺まえみち』。で、本書はその姉妹編。本書のミラは女子高に通う十六歳の少女。“親父少女”を自認するミラも、周辺のキャラクターも、実に魅力的で素敵な一冊でした。

2013/08/04

朝霧

語り口調がすごく楽しいなーと思いました。いやだいやだーっていろんな話題に飛ぶのが楽しかったです。この年のミラと話してみたいそしてぽんぽん会話してみたいなぁと思いました。

2013/06/02

sheemer

「山桃寺まえみち」の、形式上は前日譚。だが、ほんわかユーモア小説の前者に対して、こちらはオカルト・スリラー・サスペンス小説、になるのだろう。前2/3はそれも思わせないユーモア系のゆるい語りで、それが作中で作者自身が宣言する最終1/3で化ける。ある古典文学を作家自身が跡付けながら書いた感じ。その古典自体を知っている身からすれば、成功しているともなんとも言いがたい。この人のユーモア感には惹かれるところもあるので、もう少しそちら方面を探索してみることにする。このテキストもネタバレとするかどうか迷うところ。。

2019/03/17

はちくま

芦原さんには油断できない。「月夜の晩に火事がいて」は、読み始めてどんな横溝か!と思ったら、読後はほっこりしちゃったし、反対に「雪のマズルカ」は切なくて余韻のある話かと思ったらクールなタランティーノだったし・・・。本作はミラちゃんが最初から「恐ろしいぞよ~」と言っていたので、ほんとか?と疑いつつ読んだのだけど・・・予想以上に怖ッ!それはさておき、芦原さんは音楽的な感性が豊かな方なのだなあ、と今回も思った。語り口のリズムとか。

2013/09/13

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