きんのことり (とっておきのどうわ)
きんのことり (とっておきのどうわ) / 感想・レビュー
masa@レビューお休み中
北風の子は、とってもかわいいのですが、みんなから嫌われています。だから、北風の子が通ると人間は窓や扉を閉め、動物たちは慌ててすみかに戻るのです。風の子はお母さんから言われていたので、そのことをよくわかっていました。でも、みんなが自分のことを避けるのを見て落ちこむのです。ひとり寂しくたそがれていると、どこからか北風の子を呼ぶ声が聞こえるではないですか。その声をたどっていくと…。北風の子の境遇を見ていると切ない気持ちにさせられます。でも、悲しいだけでは終わらず、最後には北風の子の笑顔を見ることができるのです。
2014/03/29
anne@灯れ松明の火
読友さんご紹介。遠い方で。みんなに嫌われる北風。でも、お母さんは言う「きたかぜも りっぱな かぜだからね。そのことを わすれては いけないよ」心優しい いちょうの木と出会い、かぜのこは力を発揮! 素晴らしいラスト。あまんさんは やっぱりいいなぁ。冬の寒い日、ついつい北風を恨めしく思うけれど、このお話を読めば、温かくなる。荒井良二さんの絵も素敵。
2017/12/11
じゃすぽ
タイトルのセンスがいい。この本は、大人になっても忘れたくない気持ちを思い出させてくれる。嫌いでも苦手でも、良い一面を見出したり本質を見極めて判断できる人でいたい。尊い気持ちは、大人だからこそ身につけていなければ。荒井さんの絵はいつ見ても魅力的だ。色使いがぶっ飛んでて最高。
2017/12/23
鴨ミール
終わり方が、唐突だったけど、タイトルに結びつけるためかな。温かいお話だった。
2019/11/10
雨巫女。
《図書館-季節》北風と銀杏の木のやさしさに、ウルっときました。 金の小鳥の羽ばたく姿は、見てみたい。
2017/12/05
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