言葉はなぜ通じないのか (PHP新書 473 人間学アカデミー 5)
言葉はなぜ通じないのか (PHP新書 473 人間学アカデミー 5) / 感想・レビュー
テツ
どれだけ努力し心を込めたって他者に言葉は伝わらない。どうしたって言葉は届かない。そんな小さな絶望感を何度も乗り越えながら人は成長していくのだけれど、では何故言葉は伝わらないのか。これ(言葉)はきっと他者とのコミュニケーションと相互理解のために生まれてきたのに。結局は言葉が通じるには、ふんわりとした「空気」というか、両者が共有し互いに構築してきた世界が最低限必要なんだろうなという、あたりまえといえばあたりまえ過ぎることの気づき。言葉を尽くせばわかってくれる筈だなんていう幻想は捨てなければならない。
2022/03/08
isao_key
言葉の伝わりにくさの原因について書かれている。本書は2005年秋に行われた連続思考講座「人間アカデミー」での講義を加筆・修正したものだが、決して読みやすい本ではない。言語についてかなり専門的な話も出てくる上、哲学の記述もある。筆者は言語の共同規範が成り立つためには、身体的・情緒的な態勢としての「意」が共同的に開かれるための「場」が存在しなくてはならないという。分かりやすくいえば、長く一緒に暮らしている夫婦の履歴の感覚の共有が当たるとのこと。万事がこの調子なのだが、もう少し分かりやすく説明できないのか。
2013/07/03
tetuneco
タイトルとおり問いかけて答えなし
2007/09/06
Naota_t
★3.2 小浜逸郎氏の本は数冊読んだことがあるが、本書もまた難解…。 普段、まさに題名のように思うことがあって、それが少しでも解消できればな、、と思って手に取ってみましたが。内容が想像以上にアカデミック過ぎてほとんど理解できませんでした。。。 かなり、かなり敷衍して言うと、話し手も聞き手も「気持ち」が大切、ということでしょうか。こんな文章が入試に出たら大変だろうな。苦笑
2016/10/22
国土面積
残念ながら、本書の言葉すら、通じえない部分があった。私の読解力不足も否めないが
2009/01/22
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