心やすらぐ日本の風景疏水百選 (PHP新書 485)
心やすらぐ日本の風景疏水百選 (PHP新書 485) / 感想・レビュー
後藤良平
疏水とは、農業をはじめとする地域の多様な水用途に応えるために、人工的に設けられた水路。難所にはトンネルを儲けることも少なくなかったが、重機を用いて土地を切り開くとこができるようになったのは、つい最近のこと。疏水の多くは先人の血の滲むような努力によって造られた。我が国の疏水延長は40万キロメートル(地球10周分)にも達している。奈良時代から拡張を続けてきた農地面積は、昭和37年から減少。そして食料自給率も急低下。疏水100選はまだ10ヶ所程度しか行っていない。色々見て歩きたいものだ。年間No.66城東図書館
2022/06/18
ボル
疎水の紹介本、疎水100選があったのは知らなかった。大和朝廷時代から始まる歴史の他、有名な琵琶湖疎水や日本全国の疎水がまとめられている珍しい書。
2019/02/02
Go_with_twill
若干、必要に迫られて読んだ感は否めませんが…まず、稲作や洪水対策など色々な理由で河川からひいた用水を「疎水」と言うことをはじめて知りました。そして、その100選があることも右に同じです。他の国と比べて日本は雨が多いし、しかも季節によって雨量が大きく変動するので、必然的に疎水のような文化が生まれたそうです。今後、用水路の見方が変えてくれる一冊でした。
2014/09/27
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