天空の祝宴
天空の祝宴 / 感想・レビュー
背古巣
題名の意味は最後の数ページで。親友の江藤が何故、征服は不可能と一度は結論を出したザ・ウォールに挑んだのか?その答えを掴むために岩本もザ・ウォールを昇る。平地にいるときの、岩本の長尾に対する言動はあまり誉められたものではなかった。ザ・ウォールに取り付いてからも前半は焦り過ぎですね。長尾と一緒になってからはなかなかでしたけど。長尾はかっこよかったです。江藤の秘密か分かったときは絶句。長尾は辛かったろうと思う。”美学”かーー?私だったらどうするだろう?
2018/01/22
ゆう
図書館本。<みんなで堂場瞬一祭り!>参加中。警察もの以外の堂場さん初読み。フリークライミングの話。同志であった江藤がなぜ「ザ・ウォール」で命を落としたのかという答えを求めて岩本も同じ場所を辿る。クライミングの臨場感は読んでて凄い。だけど、江藤の気持ちを知りたい、自分には分かるはずだ、なんて言っておいて長尾氏へのアレはないなぁ。ただ、グイグイ引き込まれたのは間違いない。
2016/02/24
zanta
再読だった。本当に登板しながらの言葉を読んでいるようで、臨場感がすごい。堂場さんの、特にスポーツ小説は私にとって相性がいい。スポーツ体験がほぼ皆無の私に、スポーツを追体験させてくれる。息遣いとか間合いとか。いま私はザ・ウォールの天辺にいる。
2014/07/12
yamakujira
ヨセミテで江藤が墜死した。親友の死を日本で聞いた岩本は、ショックで岩を登れなくなる。江藤の死から1年後、事故の真相を探るべく、岩本はヨセミテに向かう。当時のザイルパートナーに親交を拒まれた岩本は、江藤が墜死した岩壁に挑む。そんなクライミングどっぷりの物語は、指先に岩肌の感触が伝わってくる。でも、江藤の真意は同じ場所を登ってみないとわからない、って岩本の思考回路が理解できない。クライマー独特の発想なのかな。明かされた謎も、江藤の心情は理解できるけれど、妻に対して不誠実で独善的だよなぁ。(★★★☆☆)
2016/07/23
ミーママ
図書館の本。 フリークライミング!未知の世界! 私にはできないこと! 最後は切なかった。
2017/05/20
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