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『源氏物語』の京都を歩く (PHP新書 567)

『源氏物語』の京都を歩く (PHP新書 567)

『源氏物語』の京都を歩く (PHP新書 567)

作家
槇野 修
山折哲雄
出版社
PHP研究所
発売日
2008-12-16
ISBN
9784569705729
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『源氏物語』の京都を歩く (PHP新書 567) / 感想・レビュー

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HANA

『源氏物語』の基本的な流れと舞台になった場所を紹介した一冊。とはいえ場所の紹介は多くなく、基本的に言及されているのは源氏物語。自分は源氏物語については断片的な知識しかないので、流れを説明される事はありがたかったが、源氏物語を読んだ人にとっては二度手間なのではないかと。またタイトルに京都を歩くと入っているけど、そのタイトルにするならもっと場所の案内にも頁を割いてもいいのではないかと思う。ただ源氏物語を通す事によって千年以上前の京都と現在の京都が二重写しみたいになってるのは面白かった。やはり源氏物語読まねば。

2021/09/01

アラレちゃん

紫式部は嫌いなのだが(清少納言の悪口を言っているので) 「源氏物語」に絡んだ京都の観光案内ならば別です。あの超大作を読んで、出てくる神社仏閣ならびに、残っていない物を今現在の場所を紹介したりと、頭が下がります。驚いたのは、紫式部が一人で書いたのではない、ということでした。内容がガラっと変わったりしているなんて、知らなんだ!そして最後の終わりかた…。なんちゅう中途半端な。うがった考え方すると、紫式部は書いてないんじゃないと、思ってしまう。これを持って京都観光をしたくなる。

2013/10/15

sheemer

京都のピン留めスポットのつもりで著者の「京都の寺社をめぐる」2冊の本を買い、この本も一緒に買ったのだと思う。あらためて源氏物語を軸にして読んでみた。監修の山折哲雄氏が「現代京言葉訳源氏物語」について触れていて、自分もこれは好きなので親近感が湧いた。その勢いで読んで行ったが、源氏物語に関係した場所のコンサイスだが良質のまとめ、かつ近隣の観光的記述もあり、源氏物語を一応は知る人が、現場を歩きながら拡張的に風物を知るガイドブックとしてちょうどいいと思った。次に上洛する際には再度眺めてみようと思う。

2024/11/24

wang

源氏物語のあらすじに沿いながら、その背景となった場所をたどる。実際の地名・寺院名などがある場所はそこの現在の情景、比定される建物・人物などがある場合にはその場所、そして現在はない場所などはその情景を感じられる場所を紹介している。京都中心だが奈良大阪神戸までも含む。人物背景などとともに物語の内容にも触れているので、物語を読まなくとも概略はわかる。源氏物語を読みながら座右に、あるいは京都旅行の手元に持って行くのもいいだろう。口絵写真も。

2011/12/20

bittersweet symphony

源氏物語のあらすじを追いながら京都の史跡を案内する構成の本です。どちらも中途半端で終わっているというのが実際です。源氏物語論は類書で良いものが出ているのもあって辛いところ(山折さんの巻頭言も京都弁訳で開眼したとか書いてあってがっくり)。ところで先日亡くなった大野晋さんの「源氏物語」(岩波現代文庫)が丸の内の丸善の源氏関連本で一番売れているらしくちとびっくり(未読ですが書店で見た限りではかなり学術寄りの内容でした)。

2008/12/29

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