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読まない力 (PHP新書 577)

読まない力 (PHP新書 577)

読まない力 (PHP新書 577)

作家
養老孟司
出版社
PHP研究所
発売日
2009-02-14
ISBN
9784569705743
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読まない力 (PHP新書 577) / 感想・レビュー

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Sakie

巷の雑多な時事を扱った、養老先生には珍しい時評集。20年近く前の話題が古びて感じないのは、養老先生が言うことが変わらないからか、人間というものが変わらないからか。ちょうどSARSやMARSの頃で、それについても触れていて、各国の統計数値がおかしいのは今に始まったことではないと再認する。私も、世の一つ一つの出来事について怒ったり嘆いたりせず、自分の軸で判断した後はすっぱり割り切って行動する年代に差し掛かったのかもしれない。『一段先を考えるのは、たった一段階なのに意外に難しい』。でもその一段がめっちゃ大事。

2020/05/16

ねこ

隣家に住む聡いおじいちゃんに話を聞く、そんな感じの本。第四章の未来への責任感という時評が一番印象的でした。今の若者たちに読ませてやりたい。 といっても私もそのうちの一人だけれど…

2015/01/22

ことちん

雑誌の時評をまとめた本。2009年3月発行なのに、2015年2月に読んでも少しも古くなくて驚き。震災の事、エネルギー問題、テロ、靖国、中国韓国問題…それらの問題に昔から危機感を持っていた著者の鋭い見識には驚くばかり。個人的には、「まえがき」と最後の「マトモでない私」が一番養老節が効いていて面白かった。

2015/02/07

K K

相変わらずの養老ぶし。非常に面白い!私も政治が大嫌いで選挙なぞ、養老さんと同じ理由で行ったことがない。とてもユーモラスで笑いを抑えながら通勤途中一気に読みました。考えさせれるところが多い。辛辣だか多分に人間的でかわいい方ですね。マトモでないと思って生きてきたから、すごく共感した。変わらない自分なんかない、一番ささった。

2014/10/21

阿部義彦

養老孟司さんの、エッセイ集。世の中何でも都市化して、ああすればこうなるの思考が支配しているが、はたしてすべてがそう簡単に理屈どうりに行くわけが有りません。人間自体が自然の一部である事を忘れることなかれ!そして自然はどうやっても人智で左右できるものではない事を肝に銘じるべきだ。

2016/02/28

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