インターネット的 (PHP文庫)
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インターネット的 (PHP文庫) / 感想・レビュー
徒花
おもしろかった。もともと書かれたのは2001年とかなり昔で、まだいまほどインターネットが幅広い人々に親しまれていない時代に出版されたものなんだけど、インターネット以前と以後で社会、ビジネス、生き方がどのように変わっていくのかを糸井氏のいままでの経験から語る一冊となっていて、いま読んでもまったく古びた感じはしない。端的に言えば、インターネットは人々をフラット化し、境界をなくすということだろうか。あと、最終的に「正直が最強説」があるのは救われるところ。
2018/03/22
yamaneko*
インターネットについて、10年前に書かれたとは思えないほど現在にも通用する本。以前は表現の場は限られた不動産だったところが無尽蔵に広がり、情報も入手しやすくなった。結果、〝書き手〟〝読み手〟の階級、知識・教養の幅、業界用語などの縛りがどんどん外れてフラットに。やりたいことがある人は受け身で終わらずに、手を上げて立候補すべし!
2015/03/28
おさむ
ほぼ日が始まったのは1998年。その3年後に書かれたこの本は見事にネット社会の未来を予言しています。リンク、フラット、シェア、そしてグローバル。今でもほぼ日が続いており、かつ人気のコンテンツであるのは、ネットの本質を早くから理解していた糸井さんの慧眼のおかげかもしれません。そんなわたしもなんだかんだ言いつつ「ほぼ日手帳」のユーザーですし笑。
2017/03/07
あふもん
「インターネット」のことよりもほんとうに「インターネット的」なことが書いてある本。本人も言っているがなかなか鼻息が荒く感じる糸井さんには珍しい印象の本
2017/09/18
まさこ
自動車が生活に入り込んで、消費行動や国土計画を変えたモータリゼーションのように、インターネットが世を変える様相を、インターネット的、と表現。役に立つとか稼げるとかではなく、人の繋がり方や生活の速度、仕事の流れ方も変えていく予感。面白い方に転ぶことを期待し歩き始めた糸井氏。リンク、シェア、フラット。世の中その方向。普及品の領域。欲望の貧困。「勢いに価値」の大量消費。 「立候補する」「消費のクリエイティブ」「いばるな生産」「立場の点滅」「多様化困ったは生産側」「作者の幸せ観」などイメージが刺さる言葉もさすが。
2020/03/06
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