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箱庭旅団 (PHP文芸文庫)

箱庭旅団 (PHP文芸文庫)

箱庭旅団 (PHP文芸文庫)

作家
朱川湊人
出版社
PHP研究所
発売日
2015-07-09
ISBN
9784569763941
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箱庭旅団 (PHP文芸文庫) / 感想・レビュー

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KAZOO

朱川さんの短編集です。非常に面白い作品ばかりが16収められています。ほろっとするものがあったり、怖い感じのものがあったりします。宮沢賢治の作品に似たものと思いきや肩透かし、あるいは「一冊の図書館」のような外国の恐怖小説を思い起させるような作品など楽しめました。

2021/06/26

Bugsy Malone

ちょっと怖かったり、切なかったり哀しかったり、それでいて心暖まったりもする物語が16編。少年は、白馬と共に時空を越え、そんな人々の人生を垣間見る。次はどんな物語を旅するのだろう。どんな人々に出会うのだろう。まだまだ少年の旅は終わらない。

2018/03/14

アッシュ姉

朱川さん16冊目。いろいろな不思議世界を旅した気分が味わえる連作短編。語り口も様々で最初馴染めないものもあったが、読んでいくにつれ次はどんな語り手が待っているのか楽しみになった。ほろっとじんわりした「クリスマスの犬」と「黄昏ラッパ」がお気に入り。「暗闇カラス丸」と「夜歩き地蔵」には会いたくないけど、怖くて面白かった。続編も二冊出ているので、こちらのシリーズも追いかけたい。

2017/08/28

NADIA

白馬とともにさまざまな異世界を旅する少年。時にはその世界の人物に乗り移って(?)いろんな人生を体験する。切ない話、ホラー調、お笑い系、いろいろな味わいの16編の物語だけど、最後の「月の砂漠」が妙に雰囲気があって良かったと思う。その他に微妙に物語同士がリンクしているものもあったりしてにやりとさせられた。

2019/01/26

るい

そういえばわたしの好きな本は、その時代に触れ、場所を感じ、情景や風の匂いですら漂ってくるような、そこにいる人物に会えたような気になるものばかりだ。 色んな人物に変わりあちこちの物語を旅する主人公はそんなことをふと思い出させてくれた。 ひゅっと心をもっていかれる瞬間が何とも心地良い。

2021/02/15

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