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桜ほうさら(上) (PHP文芸文庫)

桜ほうさら(上) (PHP文芸文庫)

桜ほうさら(上) (PHP文芸文庫)

作家
宮部みゆき
出版社
PHP研究所
発売日
2015-12-17
ISBN
9784569764818
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桜ほうさら(上) (PHP文芸文庫) / 感想・レビュー

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ミカママ

10年くらい前まで食わず嫌いだった時代モノ、宮部さん以降、大きくわたしの読書人生変わりました。相変わらずの読みやすさ、登場人物の優しさ、文章の軽快さに、一気読み。下巻での、伏線の回収が楽しみ。

2017/12/17

yoshida

宮部みゆきさんの時代物。安定した面白さがある。古橋笙之介は上総の搗根藩から江戸へ出る。父が冤罪で自裁し古橋家は断絶。江戸留守居役の坂崎の元で古橋家の再興を図ろる。深川の富勘長屋で暮らす笙之介。長屋の人々との交流と人情。「桜の精」のような和香。富勘長屋での事件を解決しつつ、搗根藩内の暗闘を知る笙之介。古橋家の再興は果たせるのか。母や兄との縁が薄い笙之介にとって江戸で知り合った人々との毎日は、血縁以上に暖かい縁を教えてくれる。上巻では登場人物に悪人がいないのも異色である。春の日溜まりのような読後感がある作品。

2018/05/13

さと

はらはらと散る花びらを眺めるとき どういう訳か心がほぐれ優しくなる気がする。淡い桜の色と花びらがまさに笙之介そのもの。父の汚名を雪ぐため江戸は深川、冨勘長屋に住まうことになったもののはてさて何をどうしたものか・・・。江戸っ子の人情、和香さんへの慕情が笙之介の運命にほんのり色を付けていく。「人は己の見たものを描きます。それは字でも絵でも同じ。見ているもの、見えているものが異なれば、それを写して書いたり描いたりするものも異なるのはむしろ自然なことでござろう」何も見えないものの中に笙之助が何を見ていくのか楽しみ

2016/04/16

ううち

久しぶりの宮部みゆきさん。搗根から江戸へ出てきた笙之介の、濡れ衣を着せられた父の仇を取るという本題がありつつ、賑やかな長屋の人たちとのちょっとしたイベントや謎解きがあり、穏やかなストーリーでとても読みやすい。挿絵がキュート。笙之介と和香がどうなるか…?下巻へ。

2018/08/25

ガチャ

時代小説は耳慣れない言葉が出てきて、つっかかってばかりだったけど、途中からどんどん物語に入り込んでいけました。 父親の無念をはらすために江戸に出てきた笙之介。 とっても頼りない侍だか、彼の周りにいる人達は皆いい人達で温かく、彼等のやりとりに和ませてもらった前編! 本筋の解決にはまだまだ至らないけど、今後の展開が楽しみです。

2019/06/11

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