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明日、世界が終わるとしても (PHP文芸文庫)

明日、世界が終わるとしても (PHP文芸文庫)

明日、世界が終わるとしても (PHP文芸文庫)

作家
太田忠司
出版社
PHP研究所
発売日
2016-05-06
ISBN
9784569765563
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明日、世界が終わるとしても (PHP文芸文庫) / 感想・レビュー

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rio

1999年のノストラダムスの予言を知った4人の高校生達は、残された期限をどう生きるか考える。そんな彼等が大人になるまでを描く人生の物語。主人公史生にフォーカスをあて幼少期から青春期、壮年期と成長していく姿を見てきて、派手な盛り上がりがない分、生き辛さだったりちょっとした幸せだったりと日々の生活感にリアリティを感じます。思春期にノストラダムスの予言を知って何かしらの影響を受け続ける姿に、同年代の作者の思いのようなものを感じました。

2016/06/18

らび

ノストラダムスの大予言。ありましたね~捉え方は如何様にもなるんだという教訓でしたね(^_^;)まあ人生楽あり苦あり・・しかし。ラスト1ページがどうのと?帯ちゃんとみてなかったので別に普通に終わったんじゃない?と思いましたが、2011・3/6・・東北新幹線でやっと気づきました。そっか!場所の特定はないからわたしは悲劇回避のほうを取りますね。わざわざ悪い想像はしたくないです。虹の白い少女がフラグだとしても・・・。

2016/09/06

九曜紋

私は作者の太田氏とも主人公・史生たちとも同世代に属する。中学生の時に「ノストラダムスの大予言」の洗礼を受け、言わば末法思想の中で成長した。自分の人生は1999年で終わる、という悲しい結末を多かれ少なかれ意識して生きてきた世代である。更に付け加えるなら、1999年を通過し、「五島勉はペテン師だ」と非難する人を嘲笑うかのように2年後、9.11同時多発テロが発生。この世の終末はかくや、と思わざるを得なかった。あれ以来ペシミストになってしまった人間のひとりとして本作の登場人物には感情移入できた。生きるって難しい。

2016/06/01

トリプルアクセル

ノストラダムスの大予言に作者の自伝的要素を絡めた作品。切なさやほろ苦さが滲み出る青春小説だが、一筋縄ではいかない。ラストには怖さを感じてしまった。近年の太田先生のチャレンジ精神には脱帽である。

2017/08/30

ミリヨ

ノストラダムスの予言、1999年7の月まであと25年の1974年に高校生だった史生、仁志、恵津子、鶴文の4人。恵津子が自殺を図ったことから、関係性が変わっていき…大人になってからの再会、別れ、再会。そして…あの日が訪れる。帯に「ラスト1ページに〜」って書いてあるから、何かあるんだろうと覚悟しながら読んだつもりだったけど、衝撃でした!

2016/07/30

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