まいない節 献残屋佐吉御用帖 (PHP文芸文庫)
まいない節 献残屋佐吉御用帖 (PHP文芸文庫) / 感想・レビュー
jima
焼津のカツオ漁から始まり、献残屋(進物を買い取り転売する)やら廻漕問屋やら、癖のある強面がいろいろ出てきて、鯨漁や黒船騒ぎまで盛りだくさんだった。
2017/02/22
marsa
やっぱり山本作品は漢が惚れるような漢たちのストーリーがいいな。献残屋とは合理的なな商売かと思いきや怪しい商売に思えたがあと出てくる役者がもっと悪いやつらでナニコレと思っちゃう。正義は?黒船来襲のどさくさで一番悪い役人は逃げちゃうのか?とか胸に響く山本作品ではなく残念。登場人物多すぎ。お茶の講釈いつもながら多すぎ。
2016/12/29
nakmas
年末年始で読み終わる予定だったけど、 600ページの物語はそれほど容易くはなく。。 久々に小説の世界、一力さんの世界に浸れて満足している。 後半もだいぶ詰まってから、さらに新手の人物が出てきて、でもしっかり収束させる。この本もその型で、どう終わらせるのか、最後までドキドキでした。
2020/01/11
トラジ
ハードボイル調時代小説。正義感の強い献残屋の手代佐吉を中心に抜荷を企む悪徳商人と役人の悪事を暴いていく。登場人物の心情描写が少なく事象の積み重ねで淡々と進んでいく展開なのでページ数の割に薄い内容。冗長な感じ。
2016/11/28
つきみのくま
山本一力の小説なんだろうなと思いながら読み進めました。 正直なうどん屋の話かと思ったら、転売を生業とする手代が、開国前夜を背景に悪徳役人に毅然と立ち向かう話へと、何だか忙しく幕が下りてしまったような。結構厚い文庫本であったが、主題が何となく分からず、キツネにつままれたような。 文明開化の裏話的な背景の知識が深まったような気もしたが。
2017/10/12
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