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東京ダンジョン (PHP文芸文庫)

東京ダンジョン (PHP文芸文庫)

東京ダンジョン (PHP文芸文庫)

作家
福田和代
出版社
PHP研究所
発売日
2016-11-09
ISBN
9784569766430
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東京ダンジョン (PHP文芸文庫) / 感想・レビュー

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ゆう

東京の地下をテロリストが支配した。パニックアクション的なものだと思って読み始めたけど、あれ?まさかの展開。なんというか青年の主張みたいな。今の日本の社会に関して突っ込んだ感じ。日々変わっていくことも大事だけど、日々同じことの繰り返しじゃないといけない所にいる人たちもいる。地味で目立たないところにいるけど、的場さんみたいにコツコツを大事にしている人はかっこいい。

2016/11/27

ぜんこう

福田和代さん2冊目。 今回は都内の地下鉄や地下街などに爆弾をしかけるというテロに立ち向かう警察やメトロの保線作業員。 テロという手段は間違っているが主張は全くの正論なのが凶悪犯罪者とは違い、勧善懲悪とはなっていない。それだけに、なんか続編があってもいいような。 物語中に僕が地下を題材にした小説で思い出していた堀晃さんの「梅田地下オデッセイ」が出てきてニヤリ。 前に読んだ「リブート」もそうですが、今回の保線作業員も、自分のできる範囲の仕事をこつこつやることの大切さを教えてくれてるように思います。

2018/06/16

ガラシャ

初読みの作家さんです。東京の地下鉄に爆弾を仕掛けた。ワクワクするようなパニックものを期待したけど自衛隊も機動隊も活躍しない。ものわかりのいいテロ首謀者とその師匠と地下鉄線路保線員の目線で話は進んでいきます。派手さはないけどしっくりとくる作品でした。テロ首謀者が警察に自首するくだりでは頭のなかで中島みゆきの「世情」がリフレインしました。

2017/07/03

きょん

う~んなんか前半のハラハラ感に比べて後半は尻すぼみかな。大山鳴動して鼠一匹って言葉を思い浮かべてしまった。首都圏でのテロはインパクト強いとは思うけど、わずか一日足らずの事ではさほど訴求力はなさそう。そして地方は全く顧みられてないのね。大学生たちには、地の塩的な的場兄たちの様な人が世界中のいたるところに居て社会を支えてるって事をもう一度考え直してほしかった。

2018/08/09

うさぎや

若者の「怒り」がテロに直結するという点では「ハイ・アラート」にも似ているが、こちらはあくまでも現状打破が目的。的場の存在が彼らの方向性を変える結末がいい。

2017/09/30

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