京都西陣なごみ植物店 「紫式部の白いバラ」の謎 (PHP文芸文庫)
京都西陣なごみ植物店 「紫式部の白いバラ」の謎 (PHP文芸文庫) / 感想・レビュー
SJW
京都府立植物園の新米職員の神苗(かみなえ)は市民からの植物の難しい質問に答えられず、「植物の探偵」を名乗る実菜と出会う。逆さまに咲くチューリップ、信長公のスイーツ、さそり座の星などの連作短編集。植物に関わるミステリーを二人で調査をして解決していく。実菜と、実菜に好意を寄せる神苗の今後の話が気になる。
2021/02/14
ツン
植物ネタの日常の謎というのは今まで読んだことがなく、マニアックでおもしろいw。二人の関係はなんか周囲から優しく見守られている感じ。
2021/05/24
aoringo
京都に店を構える植物店の店員さんと社会人一年目の植物園の職員さん。なごみ植物店では探偵業も営んでいて持ち込まれた様々な依頼を解決していく。連作短編で一話一話が短めのためどんどんテンポ良く読んでいける。天真爛漫な実菜と神苗の二人もお似合い。一作目からいきなりいい感じに。植物にまつわる謎解きも素人にも分かりやすくて良かった。ずっと積んでた作品だけど、いい出会いでした。残りの三作品もさっそく購入!
2022/08/18
カメ吉
6話からなる短編集。サクッと読めて楽しくほっこりとした読後感でした。京都府立植物園の職員と出入り植物店の娘で店員が『植物の探偵』として花木にまつわる謎を解いていくほのぼの系で人情味ある作品でした。深い感動ってゆうより温かい印象が残った。2作目も楽しみです。
2018/03/31
ひめありす@灯れ松明の火
京都なのに科捜研も殺人鬼も葬儀社も京都日報も地検も登場しない……ゆえに誰も死なない。となると京都が舞台である必要性ももはやあんまりないような気がするけれど……でも、タイトルの通り新米探偵コンビ+姉のやり取りを含め和むお話が多かったです。第一話のお母さんとのやり取りが特にほっこり。子どもを信じているお母さん素敵だなあ。お話としては第六話が好きです。今丁度染色を色々勉強している所なので、その色を見てみたい!でもその色が生まれたきっかけを想うとやるせない気持ちになります。志村ふくみさんの本を次は読んでみようかな
2018/06/01
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