死を語る (PHP文庫)
死を語る (PHP文庫) / 感想・レビュー
ehirano1
このお二人の対談は読んでいて楽しいと同時にホントに興味深いです。うさぎさんがあとがきで「本当になりたかったのは、“何者でもない存在”だったんだ」の件は哲学関連の書籍でどなたかが同じことを言われていたのを思い出しました。中島義道さんor池田晶子さんだったかな?
2017/09/16
緋莢
図書館本。当初のテーマは「男と女」だったそうですが、始まってすぐに中村うさぎが病に倒れて入院、三度死にかけた事から「死」がテーマになったそうです。キリスト教などの宗教を絡めたものから、酒井法子やVシネマの話など硬いものから、柔らかい話題まで語っています。佐藤優が紹介していた週刊誌に載っていたという酒井法子のパチンコの営業に行った際の「パチンコにはまっている人は大丈夫なのかな?なんで、この人たち、昼間からこんなところにいるの?」に 中村うさぎが「シャブ中に言われたくないわ!!」と返したのに笑いました。
2018/02/01
ちさと
臨死体験をした中村うさぎさんと、社会的に殺されかけた(これもある意味で臨書体験かな?)佐藤優さんの対談本。 実父が亡くなった時に、友人が手渡してくれた一冊です。 人間の致死率は100%。死について、生きるとはどういうことか。 宗教やちょっと前の事件、憲法や文豪の死など話がぽんぽん飛ぶのが少し残念ですが、当時の心境で「死」について読むには、ちょうど良い本でした。
2018/06/19
Salsaru
中村うさぎには整形と買物のイメージがなかったが、見方が変わった。やはり文筆家なので物知り。自殺の捉え方に納得。
2017/09/20
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命に限りがあるからこそ、その使い道を必死に考えようとする。そう思えば、死を「ギフト」と捉える中村さんのあとがきは納得できた。▼修羅場を潜り抜けてきた人の強さ、もう目力が違うんだろうな…
2018/03/24
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