風待心中 (PHP文芸文庫)
風待心中 (PHP文芸文庫) / 感想・レビュー
タイ子
「食堂のおばちゃん」の山口作品なので新鮮味を覚えながらの読了。時代小説に加えてタイトルの意味深と帯に書かれた「ラスト20ページだけは読みたくなかった」いやいや、私は読みたいぞと。江戸の長屋でつましく暮らすおせい、彼女には評判の見目麗しく、頭脳明晰、心根の優しい息子がいる。そして、江戸界隈で起こる婦女、幼女連続殺人事件。殺害方法の惨さに岡っ引きはいきり立ちながら探索を始める。おせいの生活、孝行息子の医者としての修行の日々、悲惨な事件と絡めながら進むストーリー。予想内外もありながらの結末に切なさだけが残る。
2019/04/30
momi
帯に心奪われて♬親思いで優しく美しい…若き医者の卵「真吉」彼は何故心中したのか、そしてその相手は誰なのか!?衝撃の真相と愛憎劇!!親からすると子供はいくつになっても子供…。母親の思いが切ない!!美しい男の本性は…「天は二物を与えず」ですね…。面白かったです!
2019/03/20
Nazolove
ひとつわかったのは過去読んだ本も改めて読むと違った発見があるなぁということであった。(読んだ本をまた買った自分への励まし(笑)) 江戸版二時間サスペンス、という感じでとても楽しく読めた。 落語の本をここのところ読んでいたせいか江戸の風、なんてものを感じられる面白い話であった。(どの歴史小説もそんな感じだろうけど) 後半からのトントン拍子のドロドロ展開はあーやっぱ山口さんだわーなんて思ってしまった。 前の話を忘れてしまったけれど、あれラストこんな残念オチだったっけ?なんて思ってしまった。(笑)
2019/09/07
ふみえ
ストーリーはなかなか面白いが、展開が唐突で残念。惜しい…惜しい…!
2019/09/02
ごいんきょ
悲しい話だなあ。
2019/08/25
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