天才脳は「発達障害」から生まれる (PHP新書 608)
天才脳は「発達障害」から生まれる (PHP新書 608) / 感想・レビュー
Isamash
正高信男(霊長類研究所教授)2009年発行著作。タイトルとはそぐわない内容であったが、天才に共存する必然の様な欠点が描かれていた。天才として信長、北斎、熊楠、野口英世、中内㓛を取り上げていた。信長の項では弱い尾張の兵だからこそ年中戦える職業兵士が生まれたと書かれていた。在野で粘菌を研究した熊楠のことは全く知らなかったので、彼に関する記載は興味深かった。野口英世の放蕩癖は全く知らなかった。詐欺まがいの婚約破棄までしていたとか。努力の天才とみなしていて、背水の陣様の米国での凄まじい研究への没頭ぶりは印象的。
2023/11/05
Tadashi_N
常ならぬ働きは、常ならぬ脳から。
2015/11/06
森
ざっくり斜め読み、この様な捉え方はあると思う。(感想になるが、ただし現在、今の世の中に置いて「〜障害」という病名ばりの名称がついていることは、今の社会システムでは淘汰する、淘汰していく流れである。(淘汰というのか改善というのかいい言葉が無い。医学的には治療、ダーウィン的には、淘汰)、、、障害あるひとが天才かと逆は成り立たない。また天才がすべてそうであるかと言うと、それも違うと思う。)
2014/08/23
Humbaba
人間の能力の総和は,だれであってもそう大きく変わるわけではない.天才と呼ばれる人は,その分野においては他の追随を許さない能力を持っている.しかし,その分外のところが欠けているという人が多い.その欠けこそが,その能力をより高いレベルに引き上げたとも言える.
2013/01/22
たこやき
論理展開が滅茶苦茶。織田信長、葛飾北斎、南方熊楠、野口英世、中内功のエピソードを無理矢理、発達障害に結びつけているだけ。まず、彼らは発達障害だったのか、ということすら疑わしいし、また、それを安易に様々な事象に結びつけすぎ。中内功など、戦争体験でPTSDになり、それが政府などへの対抗心になった、なんていうが、PTSDは発達障害じゃないし、PTSDの意味すら間違えている節がある(戦争体験で人生観が変わる、というのはPSTD関係ない) 読み物としてもつまらない
2009/09/28
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