なぜ飼い犬に手をかまれるのか (PHPサイエンス・ワールド新書 2)
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なぜ飼い犬に手をかまれるのか (PHPサイエンス・ワールド新書 2) / 感想・レビュー
tomi
2つの新聞連載をまとめたエッセイ集。第1章は虫や動物の話題、第2章は地球温暖化、生物多様性といった社会的色彩の強い話題が多い。短いコラムをまとめた為か後半はちょっと消化不良で、面白いのは前半部分。アリだけでなくアブラムシにも兵隊がいるとは驚きでした。
2013/08/03
赤い熊熊
飼い犬に手をかまれるのだけが主題の本ではない。日高さんが見てきた動物たちの生態やら、環境問題に思うことやらが書いてあるエッセイ集。
2018/09/27
shigoro
後半はともかく、前半は軽めのエッセイで、気軽に動物うんちくを学べる。動物園にいるような動物ではなく、基本的に田舎に現れるような、タヌキやイノシシ、都会でいっしょに暮らしている犬・ネコなど、身近な動物のことなので、距離感が近く感じられる。昆虫ネタも数多くあり、冬眠や鳴き声、繁殖について、季節感を意識して書いているのかな。他の国より四季がはっきりしている日本ならではの部分が好きだわ。
2011/10/18
K K
良書。人間も動物も、それぞれ自分の都合で行きている。人間と動物の違いは、言い訳をして正当化するところ 抜け駆けをして他のメスを横取りするズルい蛙のオス。匂いと振動と温度差だけで行きている蛇、動物の匂いと温かさと皮膚の存在だけで生きるダニ、怖い。 カラスは一度学習したことは40日覚えている。すぐ忘れる人間のオスよりマシである(笑) 動物の世界、やはり魅惑的。
2017/05/27
あつ子🐈⬛
積ん読消化。前半は中日新聞、後半は京都新聞の連載をまとめたエッセイ集である。前半と後半でがらりと趣が変わって楽しい。共通するのは、日高センセの生きとし生けるものに対する優しく理知的な眼差し。矛盾するようだけれど、広い世界の中の"一動物"として覚醒する、"読書の秋"なのです。
2018/10/01
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