KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

月香の森

月香の森

月香の森

作家
澤見彰
出版社
PHP研究所
発売日
2010-06-17
ISBN
9784569779690
amazonで購入する

月香の森 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

秋製 

ある商家の娘、佐与子には兄が二人いる。すぐ上の兄の佐吉から届く近況と、一緒に送られてくる小冊子「動物画報」を楽しみにしていた。近況に描かれていた佐吉のいる場所と、凶暴な動物の事件の現場がほぼ同じであると知った彼女は長男で家業を継いだ佐太郎に次兄を捜すよう訴えた。居り悪く長兄とあることでもめていた佐与子は言い争いになり家出して佐吉を捜す事にした。編集長の葉山らと共に佐吉の足取りを追う。絶滅したはずの日本狼との邂逅。佐吉の隠された思い。ちょっと複雑な気持ちになってしまったが、出来が悪いという意味ではないです。

2013/08/30

みかりん

商家の娘、佐与子。行方不明になった兄を探すため兄の友と三人で森の中に。崖から落ちて気を失ってる所を助けられる。そこには絶滅したと思われていた狼達と暮らす人達の誰にも知られていない隠れ里。兄はいったいどこに行ったのか。隠れ里が見つかるまでは中だるみだったけど、そこからは一気に読みました。切ないですね。これから佐与子には幸せになって欲しい。

2020/07/16

ワッピー

大正期のオオカミ桃源郷・・好きな人にはたまらない環境でしょうね。

2010/07/04

まつけん

地元ゆかりの作家澤見彰著。時は大正8年、女学生本多佐与子は手にした号外の「埼玉県三峯村で正体不明の野獣の群れが出没するという怪事件が起こった。ただの野良犬か言い伝えにある『千疋狼』か」の記事に寒気をおぼえる…次兄佐吉から届いた手紙に「ぼくはいま埼玉県の三峯村というところにおります。調査のため付近のいろいろな村々を歩きまわっているところ」とあったから。佐与子は「おれが調べておくからお前は行儀見習いに行け」という長兄の言を無視し、家出して山に向かう…そこには絶滅したはずの狼と人が心をかよわせる不思議な村が…

2022/06/19

表紙に惹かれて借りてみた。狼の気持ちがなんとなくわかるっていう設定はとても良かったけど、もっと深く関わって欲しかったかな。中盤からはお兄さんの行方が気になって一気読み。

2016/08/05

感想・レビューをもっと見る