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宇宙にとって人間とは何か: 小松左京箴言集 (PHP新書 707)

宇宙にとって人間とは何か: 小松左京箴言集 (PHP新書 707)

宇宙にとって人間とは何か: 小松左京箴言集 (PHP新書 707)

作家
小松左京
出版社
PHP研究所
発売日
2010-12-15
ISBN
9784569792439
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宇宙にとって人間とは何か: 小松左京箴言集 (PHP新書 707) / 感想・レビュー

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Kikuyo

小松左京さんの箴言集。 ■情報の宇宙 「全宇宙」を「物質」とみるよりむしろ、エネルギー=物質の上に投影された「情報」の巨大な流れと見なし得る可能性さえあらわれはじめている。つまり、自然を支配している「法則」や「秩序」を情報を見なすのである。どの章も抜粋なので、前後の文脈が無くてわかりづらいかな…、小松さんの作品を読んでから読むといいと思う。各章のコラムに、萩尾望都、小池百合子、瀬名秀明さんらが奇稿している。「思いやり」とか「やさしい」って簡単な概念ではないな、と思った。

2017/04/08

f

SFって、哲学みたい。「宇宙にとって人間とは何か」? よくわからないけど、人間だって宇宙そのもの。そんな気がした一冊でした。

2013/11/19

hatohebi

小松左京に触発された言葉の数々。「これからの時代は、文系の知、理系の知といった専門分野にとらわれない総合的認識、有り体にいえば、『SFを書くのに必要な知』が、リアルに必要になってくる」(乙部順子)「限りある命を持つ人間が、宇宙の果てを考える。多次元の世界を考える。永遠を考える。不思議だ」(萩尾望都)「小松氏のSFは、人類を自然史・宇宙史のなかでとらえる壮大な歴史文学」(川勝平太)「小松さんは未来を描くために、幾千年もの過去を学び、考えてこられた」(小池百合子)

2020/02/24

Jun 1960

氏の残した巨大な知と思考の一部が垣間見る事ができる。第7章:SFと文学 の最後に、『SFとは希望である』も一度、作品を読むぞ。

2011/08/14

u17

SF小説とは現実と文学の交差点である。というのが数ヶ月前、本書を読んで勝手に感じたことだった。あまりに範囲を拡げてしまった現代では、SFに限定した意味を持たせるものではないだろう。それは歯がゆくもあり誇らしくもあり。SFは文学から脱出したのだ、という言は強がりから来たものかもしれないが、賛同したいものである。/小松左京の数多の著作から引用した箴言集。エッセイは未読ばかりなので今後の収集の参考になると思った。小説については先に作品本体のほうをお読みになることをおすすめする。

2013/05/07

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