ジンリキシャングリラ
ジンリキシャングリラ / 感想・レビュー
おしゃべりメガネ
いつも痛快な作品が定番の山本さんですが、「お仕事小説」のイメージから少し離れて高校生の部活モノな内容でした。しかも部活は「人力車部」というコレまたなかなか奇想天外なテーマで、いつものように爽やかに、かつホロロと涙腺をイジってくれています。素直になれない自分が仲間と過ごすコトで、新たな自分を発見していく流れがナイスです。ホロ苦いキモチを抱えながらも、青春の1ぺージをしっかりと過ごすことの大切さをさりげなく書いています。山本さん作品に登場するキャラは、ホントにいいヤツばかりなトコが安心して読んでいられます。
2014/12/26
紫 綺
お仕事小説が多い印象の山本さん。今回は海のある地方都市を舞台にした高校部活青春物。とてもおかしい、とても愉しい、とても切ない、とてもときめく、大事なものがココにある。因みに京都平安神宮前にも観光人力車がいる。
2014/06/01
七色一味
読破。タイトルはもう文句なく面白そうだったんですが…。スイマセン、なんとなく、あわなかった…。や、そもそも全編に万遍なく登場してくるブースカ、なぜお前が出てくるか!正直、いらんと思うんですが…。奇をてらってなのか、ガス抜きのためか、よくわからないんですが、とにかく邪魔です。(スイマセン、でもそう思ったんだもん)あと、主人公が野球部を3日でやめた、本質的理由がわからん(状況とか、そういうのはもちろんわかるけど)。あと…ちょっと主人公、あの娘にこだわり過ぎというか…。そのくせあまりに一方的っぽい…。
2014/10/18
ちびめろ
この本は発売日に近所の本屋さんに買いにいきました。発売日だからあるだろうと高を括っていたのですが、見当たりません。本屋さん曰く「入荷してません。」とのことで、人気のない作家なんだ…とがっかりした記憶がよみがえりました。私の中では大人気なのですが……やっぱり、おじいさんおばあさんと再会するシーンはちょっとホロリときました。山本幸久にハズレなしでした。
2015/03/12
ねむねむあくび♪
図書館の本。爽やかにサラリと読了。スマホやガラケーが登場しても、中は昭和の青春映画のよう~に、真っ当で健康的だった。大人の棚でなく、YAの棚に置かれているのも納得。しかし、実際の読者層は親世代と言うか、青春を懐かしむ世代が多くて、リアル中高生はあまり読んでない気がする。悪くは無いんだけど毒もなくて。イメージはカルピスや炭酸飲料のコマーシャル。口当たりは良かった。(・∀・)まあ、面白かったです。
2015/03/27
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