日本のリアル 農業・漁業・林業 そして食卓を語り合う (PHP新書 819)
日本のリアル 農業・漁業・林業 そして食卓を語り合う (PHP新書 819) / 感想・レビュー
こも 零細企業営業
昔から色々見ている人達の話は面白い。そして自身も多少その業界を齧っている農業、林業が入っているから余計に、、それにしても、農業は色々と問題が深刻化してるな。実際現在も輸入品の値上がりがエグいと感じてしまう。防衛という意味でも自国の農業で国民を養えないのはマジでヤバい。そして漁業も漁獲量の低下と林業との関係が何気に深いっては知識として知ってたけど場所とかは未知だった。マジか、、そんなに遠い処の山林も関係していたのか、、そして林業は自立出来てない。安いと思ってるは誤解??マジかよ、、、自国の杉とか花粉症も、、
2022/05/20
柊
良い本、タイトルそのまま。第一次産業というのはなくてはならない分野ではあるものの、私含め多くの人がその実態やありがたみを知らない。仕事に貴賤はないし、上下関係もないが「本当の仕事をしている」という表現は彼らにこそぴったりだと思った。より良い方法があると分かっていても既得権を捨てられない、存在がマイナスの人たちが邪魔をする。先行利益は捨てられないよな、わかるわかる(タメ口)。
2020/01/28
壱萬参仟縁
「自分の給料と働きの関係がよくわからない」(3ページ)。同じ大学教員でも公務員でも教員でも、仕事内容はさほど違わないが、処遇や所得格差に繋がる現実。著者と他の4人が登場する対話集。嫁姑問題の変質(岩村暢子氏30ページ)。角隠しどころではないので非婚化だろうな。新書なのに第二章田んぼはカラー写真とはありがたい(他は白黒)。宮城県大崎市田尻のマガン(真雁)を呼ぶグリーンツーリズム(69ページ~)。初めて知った。第四章は健全な森林、木についての問いが投げかけられる。養老氏は原発は容認のようなのでそこは残念だな。
2013/01/27
Humbaba
組織の中に入っていけば,まず優先するべきことが組織の利益になってしまう.そのため,実際には社会にとってプラスにならないことでも推し進めなくては鳴らなくなってしまうこともある.そんな自分も社会も不幸にするような選択をせずに,自分の信じる道を歩むことは,幸福へと繋がる道となるのかもしれない.
2013/01/08
或るエクレア
農業・漁業・林業など一次産業に携わる人との対談本。みなさん国に頼らずに独自の方法を開発して素晴らしい成果を出していた。一次産業ということで、経済の合理性に沿わせることが非常に難しいと思っていたが、自然の仕組みを上手く使えば儲けを出すことも可能なようだ。ただこの手の成功例はそうそう出るものでもないので、情報を共有するための組合のようなものは必要なのではないかと思った。
2016/09/21
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