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東京ダンジョン

東京ダンジョン

東京ダンジョン

作家
福田和代
出版社
PHP研究所
発売日
2013-05-02
ISBN
9784569812083
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東京ダンジョン / 感想・レビュー

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nyanco

保線員として仕事にやりがいを感じている的場がとても好感が持てる。彼の上司や、仕事内容など、お仕事小説として非常に面白い。「地底人」の目撃情報が続き…と、何かが始まっている、この東京の地下、ダンジョンで…というコンセプトもとても良い。的場の弟を惹きつけた経済学者・鬼童、風貌、ものの考え方、行動と、キャラの作りこみがとても良く、興味深い人物だと思います。鬼童のもとで勉強会を開く青年達、朝宮くん、島村さん、キャラも良く、彼らが今の時代を問題視していることも非常に良く解るのですが…続→

2013/06/09

ゆみねこ

地味な地下鉄保線作業員として毎日仕事に励む哲也と、経済状況に不満を抱き地下鉄にテロを仕掛けた朝宮たち。朝宮たちの言い分は理解できてもテロと言う手段だけは断じて許せませんね。哲也が尊敬する先輩畑中のように成長して行く姿は格好いい。弟が軟弱過ぎて情けない…。

2014/09/12

ミーコ

前半終わり頃から面白くなって来て 夢中になって一気読みしました。鬼童さんより教えを請う側の朝宮くん 人たらしの方が1枚も二枚も上で、結末が気になり夜中まで掛かり読了。結末に、ちょっと気が抜けてしまいました。的場さんや畑中さんの仕事に打ち込む姿は素敵でした。

2018/01/09

あっ!chan

去年末に開業した仙台地下鉄東西線の建設に9年間担当してたので、ひょっとしたらとの思いで表紙の絵に引かれて手にした本。①年金問題やデフレ経済等の社会問題②SNSを通じた若者の行動力③社会人として自らの仕事への誇り…という三つのお題で小説を書いたらこんな感じかな?リアル感がある話で、ちょっとしたきっかけで直ぐにでも起こりそうな危うさを感じてしまった。小説の上とはいえ若者達の行動力はなかなかのものだけど、テロそのものの行動目的と公安警察官は何だか今一だったかなぁ~「地底人」もちょっと大袈裟かも?一捻りも

2016/02/02

きさらぎ

東京都に張り巡らされた地下鉄の話がメインかと思ったが…。序盤は地下鉄保線業務に就いている的場がメインだったが、中盤以降はテロリストの母体となる団体の話がメインになり、それと共に面白さが半減。 少子化・就職難・経済の悪化…罪のない若者にしわ寄せが行っているが、テロはダメ。犠牲者が出なければいいってもんじゃない。犯人たちは人生の一番良い時期を棒に振ってまで何がしたかったのか、理解できない。地道に生きていくのが一番だと思った。

2015/03/06

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