悼(いた)む力 逝ったあの人へ、生きる自分へ
悼(いた)む力 逝ったあの人へ、生きる自分へ / 感想・レビュー
takaC
無理やり寄せ集めて無理やり題つけた感じがあり冒頭で著者もそれに言及して詫びているが、そもそも主題が「悼む力」だということがわかりにくい内容かも。第三章の「読書が培う悼む力」は主題と離れたところで面白かった。
2015/09/09
雨巫女。
《私‐図書館》作者と関わってきた今は亡き作家たち。みんな魅力的で、作品を読んでみたくなりました。
2013/07/30
BUBI
Man is mortal. とても印象的なので、英語で習っていたら覚えているはずなんだけど覚えてないな。このフレーズが出てくる「はじめに」からとても惹きこまれるエッセイです。普段、あまり小説以外は読まないのですが、この本では、 ──阿刀田さんはエッセイでも阿刀田さんなんだな── と思いました。──で想念を語るのが小説と同じでやっぱり阿刀田さんて好きです。そして私も小学生で図書館通いを始めた頃から星新一の大ファンでした。ショートショートよ、永遠に。私が死んでも私が書いたものを誰か覚えていてくれますように。
2016/03/22
reading
筆者には若いころ読書の楽しさを教えられました。今では読書の素晴らしさ楽しさをかみしめることができていることに感謝。読書には悼む力があるということをこの著書で実感しました。逝った人たちの名作を読んでみたい。
2013/09/16
竜王五代の人
第一部は追悼文集。阿刀田先生と深く付き合ったわけではない人も多いけど、文学上の位置づけとか人となりが伝わってくるのはその人たちの作品を深く読んでいるからか。それも読書の力。第二部は死生観、第三部は文字にまつわるエッセイで、多少とりとめもないのは否めない。文化力の高さが日本の強み、というのは、まちがってはないけど、この年代の人に多めのきれいごとめいた考えのようにも。
2022/10/12
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