ゆめにっき あなたの夢に私はいない (FreeGameNovel)
ゆめにっき あなたの夢に私はいない (FreeGameNovel) / 感想・レビュー
Yobata
ある小部屋に閉ざされてしまっているあなた。部屋にあるベッドで眠りにつくと、目の前に無数の扉が現れる。扉の先には赤い傘,一本道,信号機,怪物と奇妙な世界が広がる。そんな夢の世界を彷徨い歩くあなたはテントに住むわたしに出会う。わたしはあなたに話しかけるがあなたは気づいていないかのよう。そんなあなたにわたしはついて行こうとするが…。RPGツクールのフリーゲーム『ゆめにっき』のノベライズ作品。ゲーム未経験だが日日日さん作品なので読んでみようと購入。独特の世界観と不思議な人称描写,数多くの難解な比喩表現が→
2013/10/09
鳩
フリーゲーム「ゆめにっき」が小説化されたもの。ゲームはやったこと無いけど、先月youtubeのプレイ動画で見て興味を持ちました。かなり不気味な夢の中(であろう)の世界を女の子が歩き回るという説明も目的も何もないゲームで、それを執筆者の日日日さんが自己解釈で書かれた本作。ネットで調べた解釈と全然違ってました、なるほど。心理学に基づいた考察も面白い。夢の中は別人格というのは何となく分かりますね、私も自分じゃないだろって夢を見るので。あと挿絵はゲームと同様にドキッとするものがあるので夜中に読むのは...
2016/09/04
日奈月 侑子
自分の中の解釈と合わせて読むと結構楽しかったです。ゲームの中の景色描写等は、やはりゲームを知っていないと厳しいかも、とも感じました。入り込む、というよりは何だか最初は催眠術を受けてるような感じで物語の中にじわじわと沈んだ感じです。 今自分の感情が不安定な状態で読んでいたので、余計に沈んでしまったのかも知れない。雰囲気の再現度としては、自分の中では凄く高かったと感じています。 一瞬あのポニーテールの女の子をみた時、電気を消してしまった時のあの顔を思い出してびくっとしたのは私だけではない筈…。 満足の一冊です
2013/08/31
高杉紅葉
原作の「ゆめにっき」は、雰囲気を楽しむだけでなく想像して遊ぶゲームだと思う。だからこそ、一般的な解釈を離れ、ポニ子(仮)視点で描かれたこの作品は新鮮だった。人物名も使用しないので(セコム略先生は「先生」だったけど)、ファンの間で作り上げられた、固定された観念のゆめにっきというよりも、「原作」のゆめにっきに近い雰囲気が味わえたと思う。正直ゆめにっきのノベル化には不安を覚えていたけれど、いい意味で予想を裏切って素直に「よかった」と思える作品だったです。…にしても、原作知らない人が読んだら気が狂いそうよ。これ。
2013/08/29
午後の実験室
抽象的で私のつけてる夢日記のような。なるほど。こういう解釈もあるんだね。面白かった!素敵な酩酊感。
2014/02/21
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