今ここに集中すれば、人生はうまくいく!

KAKAPO

「20代で読んでおきたかった本、あるいは20代で読んでおくと今後の指針になる古典作品などはありますでしょうか？」という問いに対して真っ先に思い浮かんだのは、トーマス・M・スターナー（茂木健一郎：訳）『今ここに集中すれば、人生はうまくいく!』でした。ピアニスト/ピアノ調律師として活躍する著者が、感情に振り回されることから解放されるまで、自らの体験を通して真理に近づき、極意に到達するプロセスそのものが説得力に溢れ、追体験したくなる。私たちの人生の目的は、結果にあるのではなく、プロセスにこそあるのだということ…

2020/09/12

KAKAPO

「今ここに意識を集中させ、目の前のことに没頭して取り組む―。このことを何よりも大切にしていれば、きみは実現するためのプロセスそものを楽しめるようになる。葛藤が消え、穏やかな気持ちに満たされるだろう。」集中できないために失うもの。集中することによって得られるものを対比させることによって、とても分かりやすくまとめられている。私たちは、本当に求めているものを知らないのかもしれない。著者の仕事は、ピアノの調律や修復とのことだが、まるで心理カウンセラーが書いたような内容だ。一つの仕事に秀でた人は悟りを開くのだろう。

2015/05/23

ヨータン

毎日仕事や他のことにおいても結果ばかり気にして、そのプロセスを楽しんでいなかったな〜と思いあたることが多々ありました。また、同時にいろいろなことをやることがいいことだと思っていたり。先のことを心配しすぎたり、全然今に集中できていなかったな〜と反省。それと著者の母親が読書を続けていくと、考えがいい方向に変わっていくと言っていたのは印象的でした。

2014/07/19

弦舞茶

★★★★☆分かっているけど出来ない事が、具体的なアプローチで書かれていて読み易かったと思います。また、訳者の力かもしれませんが、言い回しもスッキリしていると感じました。

2014/03/31

へそ

「今」に集中することが物事に取り組む上で重要であると他の本(特に坐禅関係の本)で学んできたので、実際どうすれば取り組むにはどうすればよいか、ヒントを求めて読んでみました。過程を楽しむ、初心者の心を保つ、4つのS、DOC(行う、観察する、修正する)をひたすら繰り返すと言う具体的なヒントが載っており、参考になりました。いきなり、今に集中しようとは考えず(それこそ結果だけを重視してしまうから)、まずは自分を観察することから始めてみようと思います。

2013/11/22