謎の蝶アサギマダラはなぜ海を渡るのか?
謎の蝶アサギマダラはなぜ海を渡るのか? / 感想・レビュー
凛
世界で唯一海を通り渡りをする蝶、アサギマダラ。福島県でマーキングした個体を喜界島で再捕獲してるのが信じられない。24通りの飛行方法を区別し命名していることや10万匹越えのマーキング成果、なにより本業が医者でこれがただの趣味だというのが信じられない。アホだ。一日に200~300kmも飛んでいるという記録があり著者は否定しているが夜飛んでいるのでは?渡り鳥が半分寝ながら夜間飛ぶように。データの扱い方でもう少し説得力ある論説になったのでは。後半が神秘主義的になりすぎていささか辟易。
2014/07/09
アリ子
指回しや速読でも有名なお医者さんである著者が、アサギマダラを1年に1万頭ずつマーキングして生態や飛び方を調べられた。イルカみたいな何かしらの能力を持ち、台湾まで飛んだものとか、"ネットストーカー"のものもいるとか興味深い。この美しい蝶が注目されて、マーキングだらけにならないか若干心配だけど。
2014/04/08
kubottar
1000kmも2000kmも移動する渡り蝶の謎。なぜ海を渡るのか?やはりそれがその種の進化の方向性なんだろうな
2013/11/13
ないとう
キスジセアカカギバラバチ
2017/07/05
figaro
アサギマダラは晩夏の富士山などで乱舞を見かけ、特に、滑空のような美しい飛行をしますので興味をもっていました。この本は著者の観察研究の記録で、マーキングの仕方や生のデータをあげて、デコ平、奄美、姫島等での個体数の推移や夏冬の過ごし方、渡りの実証を行っています。アルカロイドを吸蜜する行動の理由、様々な移動兆候などの記述はおもしろいと思います。ただ、渡りをする他の蝶との比較など研究者以外の読者層を意識したまとめ方をされるべきだったと思います。
2014/04/30
感想・レビューをもっと見る