「右翼」と「左翼」の謎がよくわかる本
「右翼」と「左翼」の謎がよくわかる本 / 感想・レビュー
マエダ
曖昧な知識しかなく読了、時代によって右翼も左翼も方針が変わっていく分今説明せよと言われたら難しいものである。最後専門家の解説がわかりやすく、本書では皆が抱いている疑問がそのままテーマとなっていてそれに答える形式となっている。三島事件がやはり衝撃的である。
2016/03/24
かわうそ
★★★★☆鈴木邦男は学生時代1人で学生運動をしている集団に対し突撃したこともある。共産主義を唱えたマルクスは宗教はアヘンであると言ったが共産主義こそアヘンであることがよくわかる。共産主義は理想主義であり、理想主義は人間を不幸にする。共産主義ほど人を狂信的にする思想はないのである。右翼の排外主義ナショナリズムも理想主義である。日本から外国人は出ていけというのは実現不可能であって人権侵害の極みである。三島由紀夫は自衛隊の駐屯基地に刀を持って入り、総監を拘束して、演説をし、割腹自殺を遂げた。
2016/09/11
明智紫苑
ある人は「世界をウチとソトに縦割りして、自らをウチに置くのが右翼」「世界を上下に横割りして、自らを下に置くのが左翼」と定義していた(もちろん、これらと対極にある「逆右翼」「逆左翼」もある)。そして、ある元ブロ友さんは「全ての日本人には武士道精神がある」と言っていたが、彼にとって「武士道」とは自らが属する「ウチ」にあり、私にとっては自らが属さない「上」にあるのだ。彼と私の決別は当然だった。
2015/08/09
Wisteria
名前は知っているものの漠然としていた事件や人物の事がちゃんと知れて良かった。もう少し調べたくなる興味を惹かれる事柄が幾つかあったので、関連書物を読みたい。私はずっと、楯の会の制服はなかなかかっこいいし、三島由紀夫はセンスがあるなぁと思っていた。それが「おもちゃの兵隊」や「お人形さんごっこ」と馬鹿にされていたと知って驚いた。うむむ。
2016/03/03
軍縮地球市民shinshin
右翼と左翼について簡単にまとめられていて、なかなか面白い。ただ一つ一つの説明が2頁と短いので、説明不足な点や通説的な見解に終始しているが、それは仕方がないか。日本の戦前の右翼のアジア連帯主義や、戦後左翼の内ゲバが分かって面白い。荒何とかのアジ文章よりこっちの方がはるかにわかりやすかった。
2015/09/30
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