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睦月童(むつきわらし)

睦月童(むつきわらし)

睦月童(むつきわらし)

作家
西條奈加
出版社
PHP研究所
発売日
2015-02-25
ISBN
9784569820606
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睦月童(むつきわらし) / 感想・レビュー

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紫 綺

人の良心を映す鏡、そんな能力を持つ睦月童のイオ。そのイオの能力で目を覚ました央介。二人のコンビで和気あいあいと事件を解決していく時代物・・・と思いきや、西條さんの描く世界はそう簡単にはいかず、壮絶な展開へと導かれる。哀しみのうちに・・・でも望みの持てる結末で良かった。

2015/03/20

タイ子

時代小説プラスSFファンタジー。人間の業を醜く、哀しく優しく、そこに少女を据え置くとファンタジーであろうと愛しい物語になるんですね。商家のドラ息子を何とかしたいと父親がある村から連れてきた一人の少女イオ。彼女は睦月童と呼ばれ心に屈託を抱える者を見ると目が金色に光る。立ち直った息子とイオの仲が微笑ましく、時に成敗もありながら綴られていく。後半に差し掛かり物語は大きく展開。そこはSFファンタジーの世界。女性の求める美と永遠なる命はエゴの元にあるという面白い展開にビックリ!ウルっとさせるラストでした。

2019/01/24

七色一味

読破。終わり方が、逃れられない宿命とか運命とかを感じて、ちょっと怖かったな。もっとも彼女はそうは思っていないんだろうし、央介もそんなことは考えていないんだろうけど…。冒頭から2話くらいの流れからは、ちょっと想像できない展開の後半で、正直戸惑いも(笑)ちょっと「常野物語」を彷彿させる雰囲気もある、かな??

2015/08/21

ゆみきーにゃ

アンソロジーで読みすごく良かったので早速読んでみました(^^)こんなに壮大なお話だったとは。。。央介がイオを大切に想う気持ちが色んなところで感じられその度ホッコリ。希望ある終わりで良かった。

2021/10/27

ドナルド@灯れ松明の火

異能を持つ少女イオが国見屋にやってきた。睦月童のイオの目は人の罪を映しその目を直視した人は恐れおののき犯した罪を悔いる。国井屋の央介も物盗りの罪を悔いあらためる。イオはその異能を生かし、国見屋での生活になじんでいくが、睦月の国の仲間ルイと出会い、睦月の国の女性の秘密を知った央介はイオとともに睦月の国へ赴く。ほのぼのとした前半から、睦月の国の秘められた宿命の中での騒ぎがハラハラさせられる悲劇的な後半。そしてやや希望の持てるラスト。西條さんらしい話だった。お薦め

2015/08/29

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