ナショナリズムをとことん考えてみたら (PHP新書)
ナショナリズムをとことん考えてみたら (PHP新書) / 感想・レビュー
kinkin
今海外から観光客が大勢訪れるニュースのインタビューを聞いていると日本人はみんな優しくて温かいと口を揃える。そのくせネット上は毎日様々なことを匿名をよいことに感情的に投げ合うのも日本人。政府や国の政策に反対することが左で反対は右とレッテル貼りしてはいないか。どっちつかずも必要だ。個人が自分の意見を持ちそれを素直に互いに認め合う議論なり討論ができるようなってこそ真のナショナリズムが見えるのではないか。日々野次の応酬でしか国会を進められない政治家たちにも読んで一考してもらうのはどうだろう。
2015/05/29
ヒデミン@もも
ヒトラー発言でネットが炎上していたことなんて全く知らなかった。永田町が好きな部屋が片付けられないスイスと日本のハーフの女の子だとは知っていたけど。 彼女と同意見。私も政治的には右往左往している。いい年をして右も左も詳しくはわかってない。政治的なことも過去の歴史もわからないことは多いけど、戦争は反対。でも憲法改正は賛成。そして原発と沖縄の基地問題は中間。
2015/06/13
森
著者の体験談。細かなことは省きますが、政治について、ネット、新聞について語られています。ハーフという立場からのナショナリズムは貴重。
2015/08/18
mushoku2006
大変分かりやすくて勉強になりました。私がぼんやりと抱いていた疑問点に対する色々回答をもらえた気分です。ただ、第4章のグローバリズムが出てきたところからは良く分からなかったな。 素晴らしく建設的な意見だと思うのは、朝日新聞だけでなく読売新聞だけでなく、両方読みましょう、というものですね。物事の見方が偏らないようにするために。 それにしても知らなかった。ヒトラー発言なるもので春香さんがバッシングを受けていたなんて。それを受けてもこれだけ前向きに今後も発言していこうと考えられることは素晴らしいと思います。
2015/03/26
おおにし
一つの発言で「右」だ「左」だとレッテルを貼られるのはどうしてなのか。そういう疑問を持ったクリスティーンはバランス思考のできる聡明な若者だ。どうしたらこんな素敵な娘に育てることが出来るのか父親目線で興味を持った。彼女が学んだスイスの高校では朝刊を読んで教室で時事問題を話し合うのが日常であり、また彼女の父親(日本人)と母親(スイス人)は家では英語で会話しお互いに干渉しない部分を持っていたそうだ。相手の文化習慣を認め合いながら良好な夫婦関係を保つ両親に育てられた娘さんだったということが分かりとても納得した。
2015/08/10
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