大林宣彦の体験的仕事論 (PHP新書)
大林宣彦の体験的仕事論 (PHP新書) / 感想・レビュー
kinkin
タイトルがやたら堅そうに思えた本。しかし内容は大林宣彦氏が映画監督という仕事につくことになったきっかけ、関わった人たち、仕事に対する考え方が書かれている。考え方、生き方について、仕事をどうやっていくかという事よりもむしろ監督自身作った映画、他の映画監督やスタッフとの話として読んだほうが面白いのではないか。黒澤明、市川崑などの巨匠、昔の映画会社による製作システムのこと、フィルムで撮る映画とデジタル撮影は何が違うのかなど興味深く読むことができた。
2015/11/22
スプリント
大林宣彦監督の仕事に対するフィロソフィー(哲学)が理解できました。奥様と二人三脚で仕事に取り組む姿に感銘を受けました。奥様の仕事論も是非本にしてほしいです。
2015/11/21
nizimasu
元々は、大林監督と井口昇監督に、編著者である評論家の中川さんとの鼎談の中から生まれた企画。喜寿を迎えた大林監督の仕事術をもはや何の怖いものなしの大林監督が語る訳だから面白くない訳がない。実際に仕事術の話もしているし何よりもここ15年ぐらい商業映画界での存在感が薄れたことを自覚しつつ町おこしの映画である「古里映画」の製作に邁進していくという時代性の視点というのも面白い。実は個人的に大林監督の作品を見ていたのは、圧倒的に角川映画とその後ぐらいなもので実は多くの時間をそうした地域に根ざした活動をしていたとは驚き
2015/08/09
まさむね
大林宣彦監督が、自らの監督人生を振り返りつつ、そこで得た哲学・仕事論を教えてくれる。特に第四章「いかに一緒に働く人の力を引き出すか」は、優れたチームリーダー論として、ビジネスパーソンにも必読だ。後半の対談も知られざるエピソード満載で面白い。
2015/09/13
おせきはん
大林監督の映画に対する純粋な思いと優しさに溢れたお人柄が伝わってきました。商業映画とは一味違った古里映画の魅力もよくわかりました。
2015/08/30
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