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できない理由は、その頑張りと努力にあった 武術の稽古で開けた発想

できない理由は、その頑張りと努力にあった 武術の稽古で開けた発想

できない理由は、その頑張りと努力にあった 武術の稽古で開けた発想

作家
甲野善紀
平尾文(聞き手)
出版社
PHP研究所
発売日
2015-12-16
ISBN
9784569827896
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できない理由は、その頑張りと努力にあった 武術の稽古で開けた発想 / 感想・レビュー

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はじめさん

来年1/26に高松市の本屋ルヌガンガで、古武術研究家の甲野先生と、この本で聞き手をつとめた平尾文さんのトークイベントがあるので購入。私は一度甲野先生の講習会に参加した事あり、屈強な格闘技経験者が転がされまくっていたりするのを見たりしてるので楽しみです。冲方丁「マルドゥック・スクランブル」の巻末参考文献とかにも甲野先生の著作が。バロットが脱力→収縮して合気下げ的に敵をいなしたりとかね。/ ポテンシャルを引き出す拳や掌の形。人間が四足歩行していた頃の身体連立感覚の目覚め。/ 帯はガラスの仮面の美内すずえ先生。

2017/12/24

たまきら

印を結ぶ、という呪術めいた行為にいつも憧れており、山伏神楽などでもその手の形に興味を持っていたが、古武術というかたちでこの印について学べたことに驚きを感じた。しかし、言葉がシンプルでわかりやすいのと同時に、指の結び方などはその場で盗まないと分からないな…と強く感じました。ニホンミツバチの縁で先生のとこに遊びに行けないかなあ。「教師は教えてはだめなのですよ」とさらりと述べ、その理由に深く納得。普段こういう講習会を本に起こした本は苦手なんですが、楽しめました。しかし、学びたいな。

2016/09/21

Sakie

甲野さんの話は文脈が独特だ。そのためか、平尾さんの合いの手も説明的、継ぎ接ぎの感がある。人間の身体は、意識が意識できる域、想像できる域をも超えた運動ができるようになっている。つまり人間は関節でヒンジ運動、随意筋で対象を動かすだけの構造体ではなく、伸び、縮み、捩り、さらに時間にずれをつけて各部位を動かすことができるので、その組み合わせは無限大、日本の父祖が武術の技として伝えてきたものが、時代の科学化と西洋化で失われ、または単純化された。日本の技を再度発見しようとする甲野さんの日々鍛錬する熱意は一言、すごい。

2016/07/30

Sugi Takahiro

教師の役割は生徒に「違和感」を抱かせること。押しつけでは反発されるため、違和感を抱かせ、あとは自分でその違和感を解消するようにすればよい。 組織の理想は「緩やかなつながり」。各々のやる気で勝手に動くくらいの組織が良い関係で長続きする。 願い事は「叶って、忘れる」ことが成就の秘訣。執着せずに当然のように手元にあるべし。 スポーツは本来、人間の身体の精妙な動きを体感し、それをより深く追及することで人間の生きている喜びを実感するためにのもの。その実感を深めることがその競技に打ち込む意味。惰性でやるのは無意味

2016/04/02

私的読書メモ3328

主張への賛否がどうなるにしろ、ほとんどの方にとって一読に値する本だと思います。ハッとさせられる発想、ものの見方に富んでいて、考えさせられます。

2017/08/19

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