情報を活かす力 (PHPビジネス新書)
情報を活かす力 (PHPビジネス新書) / 感想・レビュー
岡本
テレビ、新聞、インターネットと情報が溢れる現代で情報に溺れてしまっている人に向けた一冊。相変わらず読みやすい文章で著者の情報収集術から整理・活用術を纏めた今作。しかし読み進めていく途中で頭を過るのは冠番組で起きた嘘インタビューなどの問題点の数々。注目されてボロが出るようになってしまったのか、構成に関わっていないのか。選挙番組の鋭い質問はともかく、他の番組はこどもニュースの時と比べて雑になっている様に感じてしまうのが何とも。
2016/10/18
ゼロ
情報を活かすにはインプットの精度を上げ、アウトプットを意識していくこと。結論としてはベタではあるが、週間こどもニュースを筆頭に視聴者に分かりやすく、ニュースを解説している氏だからこそ説得力がある。内容としても、メディアを「健全な懐疑心」を持って見ようというのが腑に落ちた。そもそも新聞も各紙により、情報が違う。朝刊と夕刊では、国外での情報量も違う。国連の表記ですら、誤訳をして使っている。全てをそのまま受け入れることの危険性を説いているのは流石。読書術や新聞のスクラップは、アナログよりだが使えるところも多い。
2017/11/22
Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】
インターネットは確かに便利で、今やなしでは生きていけないくらいだけれど、一方で多すぎる情報がかえってアタマを混乱させている。「池上先生」の切り抜きの整理法、私も同じようにやってるのに、ファイルに入れたままで上手く活かせていないなぁ。この本で感じたのは、もう少しアウトプットを増やさなければいけないこと、そして情報を伝えるときに謙虚でなければならないこと。本当に必要なのは、この本で学んだことを、活かすこと。
2016/09/10
薦渕雅春
2016年の夏の刊行だが、元は2004年に刊行された本の内容を一新して新書として再構成したもとの事。著者がNHKの記者をされてた頃や、『週刊こどもニュース』のキャスターをされてた頃の経験がベースとしてあるようだ。「アウトプットを意識してインプットする」こと、言い方を変えると「誰かに説明するつもりで情報収集する」ということだと。そうする事で自分の頭の中で整理されて身になるものだと。〈自分の考え方に合わない意見〉にこそ目を通す、とも言っている。〈問題意識〉を持っていると、情報は向こうから飛び込んでくる、とも!
2019/03/07
みやけん
★★★☆☆新聞の読み方等は以前に他の本でも書いてあったので読みやすかった。日経ですら毎日読んでる訳ではないし。斎藤美奈子さんの書評ちょっと探してみよう。アウトプットを意識して取材。TPPなどの略称には気を付けることがメディアリテラシーの向上に繋がる。また講演を聞きに行きたいなぁ。こんなところにもコロナの影響ですねぇ。
2022/01/06
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