人間にとって健康とは何か (PHP新書)
人間にとって健康とは何か (PHP新書) / 感想・レビュー
KAKAPO
読みやすかったので、同時に買った『承認をめぐる病』『生き延びるためのラカン』よりも先に読了してしまいました。>絶望的な状況下では、希望と冷静さを失わない゛強さ”こそが求められる。それは゛健康な鈍感さ”でもあるだろう。この強さを解く鍵は、SOCとレジリエンス。゛わかる・できる・意味がある”こと、この三要素がバランスよく発達することが゛健康生成”においては重要なのだ…心の健康と幸せは、表裏の関係にあるのかもしれません。どちらが先かわかりませんが、幸せの条件、不幸になる状況を知ることで健康になりたいと思います。
2017/04/07
ころこ
近年読んだ本の中で、本書ほどタイトルと中身に乖離があったのも珍しく、読了まで持続的な興味と慎重な姿勢を必要としました。前半に登場するSOC(センス・オブ・コヒーレンス)は首尾一貫していること、レジリエンスは柔軟性を表します。まずこれらの用語で分かるのは、本書で言う健康はフィジカルに重心があるのではなく、主にメンタルなことだということです。従来の病因(マイナス)の無いゼロの状態を目指し、究極的に生か死かということを問うのではなく、結果的に生活の質を向上させるホーリズム志向の言葉が続きます。さらにレジリエンス
2017/05/08
金平糖
B。ヤンキーの話が相変わらず好きらしい。「総統閣下がももクロにお怒りのようです」に噴く。
2018/08/19
ハマギン
健康について考えるきっかけにはなるが、あんまり難しく考える必要はないんじゃないかなと思いますね。
2016/06/06
Kazuo Tojo
内容が難しかったが、理解したい言葉は、「心の健康」を示す尺度とは、「レジリエンス」➖「抵抗力」「復元力」あるいは「抗病力」と訳されるが、要は外的なストレスを跳ね返し、時には成長の糧とするような潜在的な力を指す言葉。「セント・オブ・コヒーレンス」➖わかること、できること、意味があること。この三要素がバランスよく発達することが、すなわち「健康生成」においては重要なのだ。最終章で「状態としての健康」と「過程としての幸福」という考え方でまとめてある。体の健康ではなく心の健康。
2018/05/01
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