巷(ちまた)の神々 上
巷(ちまた)の神々 上 / 感想・レビュー
keiトモニ
待望の復刊!約20年前、中野の古書店で買ったサンケイ新聞社から発売の昭和42年版を今だに持っていて…。さて“目の前で大勢の信者達が平伏したまま泣き喚き喜び合って騒ぐ有様は何とも異様なものである”☚この状況、マルサの女2を彷彿と…。で“いい加減な道学者文士評論家の類が行う責任の無い回答の人生相談と違い、霊告だけに具体的な相談についてもよく当たる…人々はそれを頼り体験から信仰を得る”☜新聞人生相談の回答も無意味。入信した方が早く解決するのでは…。傍に有益な敬畏するスピリチュアルカウンセラーがいて私ゃ安心じゃ。
2017/08/20
しばさん
あっという間に読んでしまった。 既存の寺が現代と同じ葬式仏教で、貧しく厳しい時代の庶民の救いとして筍のように宗教ができたのは自然だったのかもしれないなと思う。 立ち上げた人々は純粋に初めても、信者が増えるにつれ変化して現代の微妙な状況に至ったのは仕方ないのかな。 時代についていけてない とバッサリきりすてた表現が連載された当時に書いてあったのがおもしろいなと思う。 あの集団の群れの独特な雰囲気はずっと引き継がれてるのが興味深かった。
2017/09/11
アネモネ
合理的にバッサバッサと叩き切るような感じかと思って手に取ったが、真逆だった。因縁、霊、教祖たる人の神秘的なエネルギーなど、人知で計り知れないものの存在を認めている。驚いた。若かりし石原さんの初出1964年の著書。
2022/10/14
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