日本の建築家はなぜ世界で愛されるのか (PHP新書)
日本の建築家はなぜ世界で愛されるのか (PHP新書) / 感想・レビュー
さきん
日本建築界の系譜、ガイドブック。個人的な思いとしては、木質の材料を大型建築にどんどん採用していくこと。個人住宅としては、縁側のような曖昧な空間が海外でも受け入れられたら良いなと思った。戦前の日本建築は形そのものを洋式に反映させた内容が多かったが(洋館付き住宅など)現在は素材に紙、木材を多用して、木組みを取り入れたり、間取りのところで日本らしい特徴を建築に取り入れていると思う。
2020/12/13
ネムル
おそらく版元の要請によるタイトルは軽く無視するとして、海外の側から日本現代建築の変遷、あるいは日本の閉鎖的な状況を確認出来る。磯崎によって作られたパイプ、そこを通って海外に繋がっていった安藤、伊東。またポストバブル以後の海外に死活を見いだす世代。スターダムにのしあがる経路は様々だが、まだ若い世代が多くのビッグ・プロジェクトに関わっているのがスゴい。ここ数年での安藤伊東隈ら巨匠の中国での活躍が目立つのは、成金趣味でステイタス・シンボルを建てたいだけにも見えるが、近場だから気軽に行けもするよな。
2017/06/30
SoSoSo
2017年14冊目。専門家が書いてるのに非常に分かりやすかった。日本の建築家のこれまでとこれからの概観が掴めるし、取っ掛かりとしては最良の一冊。これキッカケに読みたい・見たいが増えた。
2017/11/12
Mimuchi
実際の建築物を見に行きたくなりました。
2017/06/17
SoSoSo
2021年25冊目。戦中から現代まで、日本の建築家を総括して掴める一冊。まとめの一冊として良いものの建築物の写真も多く盛り込んだ新書じゃない形態でも見てみたいところだった。
2021/11/07
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