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逃亡刑事

逃亡刑事

逃亡刑事

作家
中山七里
出版社
PHP研究所
発売日
2017-11-17
ISBN
9784569837017
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逃亡刑事 / 感想・レビュー

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しんたろー

刑事殺しの濡れ衣を着せられた主人公・高頭冴子警部が、8歳の少年と一緒に逃避行しつつ、反撃するサスペンス。中山さん作品の中ではエンタメ系に属する軽めの内容で、展開はスピーディでサクサク読め、キャラ立ちしたメンバーたちの姿も目に浮かぶよう。予想できる構図だしミステリではないので、得意の「どんでん返し」は不発だが充分に楽しめた。残念なのは、少年の描写が在り来たりな事…彼と冴子の交流をもっと書き込めば「ベタに感動できるのに惜しい!」と思った。多くの作品に登場してる名脇役、ヤクザ・山崎の活躍は嬉しかった。

2018/04/19

fwhd8325

警察の不正、貧困問題など折々、問題は提起しているけれど、あくまでもスーパースターの誕生というエンタテインメントに徹した作品だと思います。「荒唐無稽な」と思う場面も多いのですが、そこは割り切って楽しみました。

2018/04/23

ナイスネイチャ

単純に面白い。仲間の刑事が殺され、目撃者の8歳の児童養護施設から脱走してきた少年と真実を暴く。犯人は早い段階で分かっていて逆に濡れ衣を着せられ逃亡する。2時間ドラマ観てるような息もつかせぬ展開。大阪の西成区が出てきたのもワクワクしました。🅻

2018/03/11

takaC

組対の玄葉昭一郎課長の自宅がある辺りは並みの公務員が家を建てるような場所じゃないようなところというのは本当かしら。というかこの人の西成署の取調室での語りによると実はキャリアだったのね。ホンマかいな。書き損じじゃないのか?

2018/02/08

きいたん

近頃の中山七里は以前よりもいっそう現代の様々な社会問題を主軸として物語を組み立てる傾向が強い。中山七里の新刊発行は2,3ヶ月に1冊という超速筆。その速筆をもってしてもネタが尽きない社会問題…現代社会はそれほどまでに社会問題が豊富なのかというのが今回の読中、辟易したことだ。物語そのものは安定のエンターテインメント小説。なじみの宏龍会・山崎を登場させながらも、アマゾネス高頭冴子という新キャラで新風を巻き起こす物語展開はさすが!上手く行き過ぎなところはあるけれど、そこは物語なのでアリ!今後の冴子の登場が楽しみ!

2017/12/28

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