[新装版]稲盛和夫の哲学 人は何のために生きるのか
[新装版]稲盛和夫の哲学 人は何のために生きるのか / 感想・レビュー
きみたけ
著者は京セラ名誉会長の稲盛和夫氏。この本は経営極意の書ではなく、稲盛流人生の哲学の書。仏教の教えが中心になっています。人は何のために生きるのか?この問いに対して「人は自ら存在価値を生み出し、地球や人類に貢献するために生きるのだ。だからこそ人間はそれにふさわしい生き方、考え方をしなければいけない」と語っています。「足るを知る」ことが一番大事。
2022/02/20
flatone
この本のおかげで、迷いが無くなった。初めて仏教に救われるという意味を多少なりとも実感できた。日本を代表する実業家が、仏教の真理をわかりやすく紐解いて、生きる目的、道を授けてくれる。人生の目的は、心を磨くこと。運命と因果応報。
2020/06/10
なつ
『創造主は「すべてのものを幸せな方向に進化・発展させる」という最初の意志を与えてくれただけ』『創造主は上から全てのものをコントロールしているのではなく、その根源なるもの=魂の中の一番中心になるもの、だけを人間に与え、後は我々が自由にできるようにしている』『苦労するのは生きている証拠』『災難に遭うのは過去につくった業が消える時』『なぜ転生するか?それは、現世でつくりあげられた人格が不十分で、次の現世でもっと心を磨きあげる必要があるため。心が美しくなれば、輪廻転生はしないと言われている』やはりそうだったかー。
2019/05/09
k sato
今日は、「経営の神様」をいわれた稲盛和夫氏の哲学書を読みたくなりました。本書のサブタイトル「人は何のために生きるのか?」は今日の読書に最適です。稲盛氏の死生観は仏教にあり、自身が一生を終えたあとは、永遠のこころ(魂、意識体)の旅に向かい、別の人生に転生することを願っていたようです。魂は次の生まれ変わりにも引き継がれるので、現世での生き方に責任があると考えていたことも読み取れました。稲盛氏は、ビジネス界のために貢献されました。また、ビジネスパーソンの心の在り様を示したと思います。ご冥福をお祈りいたします。
2022/08/31
くま
人間がいくて行くために、結果として悪をじぶんでつくる。悪を発生される原因が自由。自由は人間が人間らしく発展してきた基であり、本質的にとても大切なこと。でも、自分が自由を求めれば求め謳歌することで、影として悪が生じるらしい。自分勝手が周りに迷惑をかけると言える。自分はどれだけ悪を発生させない自由を得ているのだろうか?
2018/12/08
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