姫君の賦(ふ) 千姫流流(りゅうりゅう)
姫君の賦(ふ) 千姫流流(りゅうりゅう) / 感想・レビュー
mariya926
徳川の姫であり、豊臣家に嫁いだ千姫の物語。戦後最後の姫であり、姫として生きる事が当たり前の人生。しかし愛する人と出会い、満ち足りた生活を営んだかと思えば、波乱万丈な人生。そして影のように生きるおちょぼ。まだまだ知らない時代小説の世界を垣間見れました。秀吉が朝鮮との戦争イスパニアに対して軍事を見せつける為、イスパニアの植民地から守る為であったのは初めて知りました。女性の幸せは男によって決まるような時代の中で、懸命に生きた女性たちに出会えました。図書館にあったので借りてきた本でした。
2022/08/27
ゆみねこ
豊臣と徳川の間で悲劇のヒロインというイメージだった千姫。大阪夏の陣の戦火から逃れ、再嫁した姫路で幸せな時を過ごせていたことを初めての知りました。東慶寺との関わりも興味深く充実した読書ができました。まさに戦国最後の姫でした。
2019/02/17
真理そら
本多忠刻と共に過ごした姫路時代を中心に描かれているので千姫が可愛く優しい女人に見える。作者は姫路の近くの人なので思い入れがあるんだろうなあと思いつゝ読み終えた。東慶寺が登場するのも興味深かった。
2020/06/06
宇宙猫
★★★★ 千姫の嫁入りからのようすを お付きのちょぼの視点で描く。流されるまま人形のように生きる姫が、苦難や愛と出会い強くなっていく千の話であり、後ろで千の幸せを必死に支える女たちの話でもある。男子を育て上げないと立場がない女性たちの姿が切ない。
2019/06/19
おーね
千姫の生涯をはじめて知りました。姫であるということも大変だなと思いました。
2019/02/28
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